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さらばお元 ~龍馬伝・雨の逃亡者~
大政奉還に向けて着々と準備を迎えている矢先、イギリスの船員が何者かに暗殺される事件が起こる。
白い袴をはいていたという証言から海援隊の一因ではないかという疑いがかかり、龍馬に疑いがかかる。

やや官僚的な一面のある朝比奈奉行にとっては絶好のタイミングであっただろう。
これを期に土佐商会との貿易を禁止するなど、土佐に圧力をかける。
(これなども一因で薩土盟約が破たんするのですから、ある意味成功でしょうか・・・。)
更にかつてスパイとして活動していたお元も疑い、彼女がキリシタンであることを知る。

保身に走る気持ちはわからなくはない。
もはや龍馬は幕府転覆をたくらむお尋ね者でもあるのだから。泳がせて幕府がなくなれば自分の責任になる。
弥太郎もお元も、龍馬に寄って振り回され、龍馬によって普通の生活を奪われる。
その点では同じ。

ともあれ、同じ苦労をしていても、龍馬を骨の髄まで毛嫌いする弥太郎と、龍馬を信じ続けるお元の違いは何だろう。
それはおそらく、龍馬の第一印象によるものではないか。
亀山社中のトップとして会い、『みんなが笑うて暮らせる世の中』を目指すと豪語し、自分のために力を尽くす龍馬を見たお元。
かたや同じ土佐で過ごし、裕福な下士としてのびのびと育ち、薩長同盟締結も幕府敗北もスムーズ成功させ、さらに大政奉還まで目指すと豪語する彼を見つめた地下浪人・弥太郎。
同じ苦労人でもずいぶん印象は違ってくるだろうな。(弥太郎の方がひがみっぽい、ともとれるが。


「わしもお元も、お前に振り回され、お前のせいで人生を狂わされた」となじる弥太郎。弥太郎にしてみれば、これからビジネスがうまくいきそうだというときに悔しかったのであろう。それに彼は向上心も強く、自分の才に自信があったのだから。

ともあれ、やっぱり龍馬よりも弥太郎の方が僕は好きだったりする。
底の底に生まれ、高みを目指しつつ挫折を繰り返し、泥にまみれ続ける。そしていつも龍馬ら周囲に当たり散らす。
そういう意味では、龍馬伝の冒頭に登場した、あの汚い弥太郎は出征しても変わっていない。
いつも心は、地下浪人時代の弥太郎のような気がする。


僕も龍馬にはなれないから、せめて弥太郎のようにはなりたい、と思うこの頃。

P.S.よくイギリス人、一介の芸鼓をイギリスへと行かせる気になりましたなあ。仕事に市場を持ち込むのはまずいんじゃ。



(11/1追記:匿名さんへ)
匿名さんへ:拍手ありがとうございます。
      これから社会に出て、何度も転ぶだろうけど、自力で起き上がろうと思っています。
      よろしくお願いします。

今回のおまけ
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【 2010/10/31 23:39 】

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龍馬の思考、周りの思惑 ~龍馬伝・船中八策~
大出世して葉巻を吸うようになった弥太郎。
注文が沢山来ると『わしの力』と言い、都合悪いことが起こると『わしは後藤様に利用されてるだけ』と言ったり、気性の激しさと虫のよさは相変わらずか。
最初の時から変わってないなあ。


さて、グラバーからイギリスの『カンパニー』の話を聞き、さらなる貿易拡大を目指す弥太郎。
そんなおりにお慶から『無私の心で国を動かそうとする者』の話を聞く。
どうも嘘くさく感じるのは僕だけ?
僕自身が『無私の人間』を信じない気質だからかも。人は生まれながらにして私の塊、教えなくてもエゴイズムをもつ


これからはじまると思われる戦にむけて、気合いをいれるグラバーと弥太郎。
まあ彼等も見方を変えれば『死の商人』だからね。

さて、薩摩や長州、そして中岡慎太郎は武力討幕による旧体制の一掃を考えるが、龍馬はあくまで平和にのりきろうと考える。
どっちも正しい答えではあるんだろうが、外国がそれを利用して一儲けしようとしたことを考えれば、龍馬のほうが上手か。
ともあれ、沈毅と呼ばれた徳川慶喜の政治力があるかぎり薩長は上に立てない。そう考えると薩摩と長州の面々が怨むのも無理はない気がする。

まあ、大政奉還がうまくいかなかった場合、土佐が薩摩をサポートするという約束を取り付けた意味はあったかもね。
後に戊辰戦争が始まった時、乾(板垣)退助ら陸援隊は薩長をサポートしてるし。

船中八策、諸外国のように二院制を取り、実力主義の議会制を取るという龍馬の政治構想。
結局は慶喜が総統になるという、幕府と薩長の意見の妥協案で落ち着くのだが。
今まで龍馬が学んできたことの集大成というのがよかった。
ここで母の教え『憎しみからは何も生まれない』という、第1話の伏線を持ち出すところも
まさに伏線の結晶といったところか。


龍馬暗殺、どうなるか。
個人的には、戦が回避されて儲けのあてが外れた弥太郎が龍馬を手に掛けてほしいんだけど(その後大泣き)
・・・無理だよね。


今回のおまけ
久々のダークサイドコンボ。

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【 2010/10/26 21:19 】

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暗殺の足音 ~龍馬伝・いろは丸事件~
海援隊が所有していたいろは丸が沈没し、紀州徳川藩に賠償金の請求を始めようと考えた龍馬。
沈没のシーンはCGで描かれていたけれど、まあ、嘘くさいけど妥当な手段ではある。
船が真っ二つに割れて沈没というのはね。

ともあれ、本当発想がぶっ飛んでいるって龍馬。
一介の下士が恐れ多くも徳川御三家の紀州藩に情報公開と損害賠償請求をしてくるとは。
当時は欧米の思想も入って来ていたとはいえ、とても普通の人間ではついていけない発想だっただろうに。
岩崎弥太郎や陸奥陽之助をはじめ、実力と自負をもった人間が多かったからだろうけれど。
しかもこれを利用して『土佐藩の名を知らしめ、大政奉還の原動力にする』って・・・。
もう岡本太郎の発想だよ。

そして幕府の裁断をあおぐというのが当時の発想だったのに。
獄以愛憎決(獄は愛憎を以て決す)という弥太郎の教訓がわかっていたからこそ、それよりも大きい国際法という方で決めようと考えたのがすごい。
ともあれ、なんじゃらほいという人が多かったはず。
外国人を呼んできたのがまた意外というか。(交渉力と輸送力があるからこそなんだけど。)

国際法を利用して八万三千両の賠償金を払わせることに成功した龍馬。
しかし、紀州藩の高官に暗殺されかける憂き目にあう。
人間は弱く、つまらぬもの。
人間が感情の動物である限り、理論で負けても納得がいかないのが人間。
紀州藩からは確実に目をつけられたのは確か。

大政奉還の交渉で薩長とも意見が違ってきて、薩長からも目をつけられるわけだ。
いつの時代も自分と意見が正反対だと、人は相手を憎むもの。
龍馬はあまりにも周りの人間と考え方が違い過ぎ、あまりにも多くの人間を敵に回し過ぎた。
晩年は文字通りの四面楚歌になっており、
ある意味、暗殺されるべくして暗殺されたのかも。


P.S.相変わらず大言壮語を吐く弥太郎。
ともあれ、しくじったら首が飛ぶというときの震えっぷりはまた人間くさい。
紀州藩との交渉で強気になるのはなぜだ。

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【 2010/10/17 23:49 】

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高杉、死す ~龍馬伝・さらば高杉晋作~
面白き こともなき世を 面白く

高杉晋作の辞世の句である。

高杉も龍馬も、共にアウトローな雰囲気があり、あまり政治家と言う柄のしない人物。
(高杉は幕末長州の内政に尽力していたようだが、彼よりは井上聞多(のち馨)や山県狂介(のち有朋)、伊藤俊輔(のち博文)と行ったメンツの方が力を発揮していたような気がする。)

そしてそれぞれの役回りを終えた後、大急ぎでこの世を去っていった人物。

そういう人物がもう一人いる。
司馬遼太郎の短編『鬼謀の人』の主人公・村田蔵六(大村益次郎)である。
彼もまた、近代軍備を完成させた後に、歴史的使命を終えて暗殺されていくのであるが、作者司馬は『神秘的でさえある』と結んでいる。
彼に比べて高杉や龍馬の人気が高いのは、やはりこの神秘性のほか、旧来の体制を破壊するというアウトローさであり、カタルシスを求める人間の人気が集まるからだろうか。

さて、土佐藩の庇護下に置かれた亀山社中は、海援隊と名を改め、いろは丸を購入する。
弥太郎の交渉によるものだが、史実ではこの時にやっと龍馬と弥太郎が確実に接したと確認できるらしい。
ともあれ、龍馬に振り回されながらも土佐のために尽力する弥太郎。
うちの家族いわく、「三菱の創始者にしては品がなさすぎる顔」とのこと・・・。
じゃあ、品のある顔で、なおかつ屈折した役を演じられる人間は誰と聞けば、やっぱり佐藤浩市と答えるんだよなァ・・・。


それにしても、ワイルウェフ号と言い、いろは丸と言い、何で海援隊の船ってすぐ沈没するんだか。やっぱり操縦力、ほんとはなかったんじゃないか?

死の床に着く晋作に対して、人はなぜ死ぬのかと問う龍馬。
古今東西の人は死を恐れるから、不老不死にあこがれるものなんだけど。
ともあれ、天の高みから見れば、死ぬ者と生きる者がいて、生命のバランスは保たれているんだよなあ。
人間がそのバランスを崩した例は数知れない。
だが、お龍が言うように、死ぬものが生まれる者に志を渡していくことはできるんだよね。
高杉にも、龍馬にも、その志を継ぐ者がいた。

今回のおまけ
龍馬伝 ー想望ー
武市半平太と岡田以蔵の最期の時に流れた曲
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【 2010/10/11 23:37 】

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海援隊誕生! ~龍馬伝・清風亭の対決~
ワイルツェフ号が沈没してからというもの、亀山社中の経営は苦しくなるばかり。
ただ、薩長同盟で見せた社中の交渉力・経済力・輸送力を評価する人間は少なくなかったようで、後藤象二郎もその一人だった。
今回は後藤との会談だったが、社中の経営事情が描かれていなかったのが残念。
ラストも、龍馬が『才谷梅太郎』と改名するって・・・どうでもいいんだよそんなの。

さて、後藤象二郎はこれから先、自分が討幕の主導権を握りたいと考えていたようだ。
ともあれ、自分に逆らい、吉田東洋を自分が殺したと豪語した龍馬は憎かっただろうに。
龍馬もまた、武市半平太や岡田以蔵を殺した上士は嫌っていただろう。
個人的には、大政奉還という『大望』をかなえるためというより、社中の解散を恐れて象二郎に歩み寄ったという設定のほうがよかったな。
彼とて自分やその友達が食いっぱぐれるのを恐れていただろうし、そのほうが人間っぽい。

(坂の上のヒゲオヤジさんによれば、実際は薩摩から援助金をもらっていて困窮してはいなかったとか。

両者一触即発の状態で会談は始まる。
しかし説明の仕方はわかりやすいが、龍馬、大風呂敷を広げすぎてないか?
師の勝海舟の影響かも。

とにもかくにも、翔天隊の誕生。
これからがどう動くか。
その前に高杉晋作が死んじゃうけど。

今回のおまけ
残念ながら龍馬伝関連動画のネタが尽きてきています。
仕方がないので、福山雅治のカラオケの十八番を・・・・。

サザンオールスターズ 『マンピーのG★SPOT(笑)』
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【 2010/10/06 21:59 】

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