見てきました、映画『ツレがうつになりまして』。
堺雅人と宮崎あおい、二回目の夫婦役だけど、相変わらず息があってるね。 ともすれば鬱展開になりかねないストーリーを、ユーモラスたっぷりなかけあいで明るさを保ってる。 高崎家の夫が鬱になる・・・ということ。 一応ポジティブシンキングなバリバリサラリーマンらしいが、それが伝わらなかったのが残念。 むしろ強かったのが、毎週のチーズや結ぶネクタイをきっちりかっちり決める、 という、几帳面というより極度の神経質な点。 そりゃあ、これだけ神経質だったら鬱にもなるわな。 理想と現状のギャップがどうしても大きくなるし。 かたや宮崎あおい演じる妻はかなり大雑把な売れない漫画家。 これも正反対の者がひきつけあうというパターンか。 ネガティブ思考という設定。 こちらは物語が進むにつれ笑顔が目立ってくるという形か。 やはり彼女の笑顔はいいよね。 (恥ずかしい話だけど、最初作者は西原理恵子氏だと思ってました。) ストーリーではツレは妻に強要され、会社を退職するという話だけど、本当は鬱状態で退職するのは、正常な判断ができないからまずいらしい。 まあ、実話を元にしてるからね。 そしてセロトニンを多く含む食物をたべたり、料理したりしながら生活。 うつ病の激しい気分の揺れを演じる堺雅人は、やはり演技派だと僕は思った。 様々な葛藤をかかえつつ、ツレが鬱になったと編集者に打ち明ける妻。 それはつれと様々な喜び、悲しみ、苛立ちなどを経験したからだろうか。 編集者がうつ病の理解者だったからよかったものの・・・・。 でも、旦那が鬱になっても、強いきずなが結ばれていたからこそ、ここまでやってこれたのかもねえ。 結婚同窓会で結婚式の誓いを口ずさむ妻が、何気に味がある。 そこがクライマックスだったのかな。 本当に『ツレがうつになりまして。』がヒットしてよかった。 ところどころにながれるクラシック音楽もよかった。 夫が退職届を書くところで『月の光』がながれたり、『トロイメライ』が情景を保ち出してなんとも。 生きがい、生きたあかし。 自分は一生をかけてそれを求めようと思った。 ただ、どんな形で生きても、そばに理解者がいれば、生きた証は自然と見つかるのかもしれない。 ツレもうつ病になっても、必死に生き抜き、支えられたことで、生きるあかしを見つけたような気がする。 今回のおまけ 映画『ツレがうつになりまして。』予告編
スポンサーサイト
|
![]() |
--- 細川貂々さんのツレが鬱になっちゃった訳 ---
・・・ちょっと違う視点から、細川さんの性格を分析してる サイトを見つけました。 http://www.birthday-energy.co.jp これによると、「結婚することにより、病魔を発症しやすい」 らしく 「結婚をしたために、お約束どおりのウツ化」 さらに、 「寛解は当然のように06年」だったそうです。 シャレになってませんな・・・。 しかし映画はおもしろそう。 堺雅人と宮崎あおいですからね。これだけでも見てみたいなと 思ってしまいました。
とんぺ~ * URL
[編集] 【 2011/11/02 00:09 】
--- Re: 細川貂々さんのツレが鬱になっちゃった訳 ---
> ・・・ちょっと違う視点から、細川さんの性格を分析してる > サイトを見つけました。 > http://www.birthday-energy.co.jp > > これによると、「結婚することにより、病魔を発症しやすい」 > らしく > 「結婚をしたために、お約束どおりのウツ化」 > さらに、 > 「寛解は当然のように06年」だったそうです。 > シャレになってませんな・・・。 > そういう甲子的なこともあるんですかね・・・? たしかに出世なり左遷なり、周りの環境が変化すると鬱になりやすいですよね。 ツレは自分へのノルマが多くなったことで鬱になったみたいですね。 そう考えると感情移入しやすいです。
早乙女乱子とSPIRIT * URL
[編集] 【 2011/11/02 23:01 】
![]() |
![]() |
| ホーム |
|