1604年に江は長男を出産する。
秀忠は嫡男に送られる『竹千代』という名前を与える。後の家光である。 そのときに乳母として選ばれたのが、光秀の家臣・斉藤利三の娘で稲葉正成の妻・福であった。 後の春日局である。 家康は世継ぎである嫡男の乳母を、城の中ではなく外で募集していた。 稲葉正成は小早川秀秋のもとを出奔していて収入はなく、何とか生活を稼ごうとする福がそれを見つけ、家康直々に面接して採用してもらった・・・というエピソードがある。 さて、後に大奥で激しく対立することになる江と福。 福はどうも江のもとから竹千代を離し、自分一人で養育しているように思われるが…。 見方によっては仕事熱心であるともとれる。 当時の乳母は赤子に乳を与えるだけでなく、養育も施していたのだから。 竹千代はそれも相まって、母より福の方になついて行くのだが…。 江は次に生れる国千代(国松とも。後の忠長)を愛し、竹千代を遠ざけたという話もある。 この物語ではどちらかというと、福が悪いように描かれているが・・・どうなのやら・・・。 福も江に負けず劣らずの苦労人で、利三が磔になった後、長曾我部家にかくまってもらい、長曾我部元親が秀吉に降伏してからは、稲葉家に嫁ぎ・・・といった具合だから。 だからここまで仕事熱心になるのだろう。 情を優先させる江にとっては、我が子に接することができないのが嫌みたいだなあ・・・。 さて、豊臣の徳は大阪でまだ残っていたようで、結構人々は感謝の祭りをしていたらしい。 それを聞いて、淀は安心感と、家康が老人であることを改めて認識。 当時はこんな落首があったとか。 御所柿は 一人熟して 落ちにけり 木の下にいて 拾う秀頼 誰もがそう感じていただろう。 家康もそこがわかっていたのか、秀忠に将軍職を譲る。 腹の底が本当にわからない人物だ。 ストレス解消に熱海の温泉に行く秀忠と江。 このあたりは人間くさいというべきか。 頭の中の整理にはなるべく水が入らない世界がいいからねえ。 僕も横浜にひとり旅することにしました。 ただ、 『天下太平にするために、力を持ってほしい』 という考えに行きついたのはなぜ? 改めて決意をする秀忠。 江は縛られていく中で、相変わらず自分らしさを貫こうとするものの・・・。 時は再び動き出す。 豊臣との対立が深まる中、嫌味に福は本音をぶちまける。 まあ、秀吉に父を殺された人間としては無理ないか 今回のおまけ NHK大河ドラマ 〜江〜 初ゆかりの地 岐阜県岐阜市
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