最近引き上げが唱えられたたばこ税。
鳩山内閣のときはマイルドセブンが300円から410円まで引き上げられ(1本あたり3.5円の税率引き上げ)、過去最高の引き上げになったという。 小宮山厚労大臣によれば、 「日本のたばこの価格は安すぎる。少なくとも倍か、それ以上にしたい」 とのこと。(大体ヨーロッパの平均価格である、1箱1,000円程度) 彼女は禁煙推進議員連盟の会長だから、さもありなんといったところか。 たばこ税にはいく種類かあり、 国たばこ税(たばこ税法第11条) 通常の製造たばこ: 1,000本当たり5,302円 [2,517円] 特定販売業者以外の者により保税地域から引き取られる製造たばこ: 1,000本当たり11,424円 道府県たばこ税(地方税法第74条の5): 1,000本当たり1,504円 (こちらは都道府県の収入) 市町村たばこ税(地方税法第468条): 1,000本当たり4,618円 (こちらは市町村の収入) 最近では、喫煙による『三次喫煙(原文はthird hand smoke)』が問題になっている。 喫煙者が吸う『一次喫煙』 周りの人が吸う『二次喫煙』(二次喫煙の方が体への害が大きい。) に対して、三時喫煙は煙に巻かれて煙草の成分が衣服、布団に付着し、それが小児ぜんそくのもとになる、というもの。 たばこが健康に悪いことは誰も否定できない。 僕自身はたばこ増税は悪くないと思っている。 まあ僕自身吸わないし、医療人としては人々にたばこを控えてもらいたいポジションにいるから。 とはいえ実際に様々な患者様と接していると、喫煙者って多いんだよなあ。 『物質課税』から、『健康目的の懲罰税』にすり替わってしまっているという批判もあるそうだが、喫煙は自分だけでなく、周りの人の健康まで(自分の子供の健康も)損ねてしまうものである。 人々の健康を向上させるため、多少引き上げてもやむなしだろう。 懲罰税、というと人聞きが悪いが、 『税収増加と人々の健康増進のため、たばこ税をあげる』 という理念にすれば悪くはないと思っている。 たばこ税を増税する代わりに、禁煙補助剤を製作している会社には補助金を送る。 (JTさんも禁煙補助剤を作るのがいいと思います。) より増税と健康増進の両立を明確にする形で政策を進めるべきだと思う。 今回のおまけ めっちゃ遅れた。 青と赤編。 俺妹はこれで終了。 後番は『えむえむっ!』の予定。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第15話『俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない』 幕末機関説 いろはにほへと 第16話『同行四人(どうぎょうよにん)』
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健康増進という意味合いでは、将来の医療費削減ということも期待できるように思います。 決して悪い発言だとは思えないのですが、評判良くないですね。 取りやすいところから取っている感がよくないのでしょうかね?
--- Re: タイトルなし ---
kodebuyaさん、コメントありがとうございます。 『取りやすいところから取っている』 という批判も、たばこ税増税にはあるようです。 ただ、それは所得税増税や累進課税強化反対の論理にもなりそうな気がしますが・・・。 喫煙は自分のみならず、周りの人の健康も損ねているわけだから、それなりの責任として、税金を取る必要がある・・・と僕は思うのですが・・・どうでしょう。
早乙女乱子とSPIRIT * URL
[編集] 【 2011/09/11 21:08 】
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