『春は、あけぼの
夏は、夜 秋は、夕暮れ 冬は、つとめて』 という。 清少納言が四季で特に趣深い時を言ったものだが、そのうち 昼に近い、『春のあけぼの』『冬のつとめて(早朝)』 夜に近い、『夏の夜』『秋の夕暮れ』 四季によってそれぞれに趣深い時は違うということか。 昼と夜、どちらが好きかといえば、僕は夜を選ぶ。 まあ、ドラキュラじゃないし、ある程度明かりがないと好きにはなれないが(真っ暗やみ、というのもねえ) 太陽があまりにぎらついているとちょっと苦手でな。 熱いのと、アトピーに悪いのとで気分が滅入ってしまう。 それよりは穏やかな夜の中で、星やイルミネーションを眺めているのが性に合う。 特に展望台からの夜景は、どこへ行ってもきれいである。 恥ずかしい話だが、お台場の観覧車、過去に3回ほど一人で乗ったことがある。 それも全面透明の、特殊なゴンドラに乗って。 やはりその方が綺麗だからであろうか。 『お台場旅行記』には書いていなかったが、海とイルミネーションの混じった景色がなんとも美しいのよ。 光と闇は表裏一体、という。 光のあるところに闇もある。 昼間に日差しの中を歩いても、闇は足の下にはりつく。 光が強いから闇が目立ち、星やイルミネーションが美しいと思えるのも、バックが夜だから。 どちらも目立たせるにはお互いが必要ということか。 サーカスのヤジロベえのように、両極端であってこそお互いに目立つのであろう。 僕自身はたまに『月』をイメージしてブログを書こうと思うことがある。(ついでに『赤の動画』も月をイメージできる作風のやつをさがしてます。) 自分の影の部分や、人間の負の部分がなるべく際立つように。 まあ、それは理想だが、全然描けてはいないけどね。 今回のおまけ 諌山実生 『月のワルツ』
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