加尾と龍馬は、周りの政治闘争に巻き込まれ、引き離される羽目に・・・。
親族の考え方の違いで引き離されるというのは、ロミオとジュリエットに似ている、とまでは言わないが。 収二郎は妹の幸せを願って帝の側近とさせるつもりだけれど、その妹が龍馬に惚れているというのだから、正直迷っただろう。 ただ『土佐の下士の娘』よりは『帝の側近』に彼女を出世した方がいいと思ったんだろうな。 武市半平太も迷ったが、『もうすでに加尾を送ると決めていた』という上の決定で、渋々送るはめに。 ひとり考えているところに、もう一人の自分がささやく演出は現実離れしてるけど、これはこれでいいか。 最も上も、出世のために半平太を利用しているだけだと思うが、半平太自身も、攘夷を実行するために上に接近しているだけ。 どちらもそのために加尾を利用するという結末が悲しい。 しかも『加尾が行かなければ、兄が腹を切ることになる』というくだりは、八犬伝を思い出す。 「自分の意思で」加尾は行くと知って落胆する龍馬。 でも本当は自分の意志ではなかったんだよな。 「自分の意思で進む道を決める」という思いを龍馬に託して、加尾は物語からフェイドアウトか。 登場期間は短いけど、いい役割ではあったと思う。 片や弥太郎は、吉田東洋の目にとまり、ほどなくして出世。 勉強のために長崎へ。 龍馬と再会した時の第一声 「次に会うときは、お前が挨拶も出来ない身分になっているぜよ!」 ・・・どっかできいたような。 しかも現地で藩の金使いこんで左遷されるし、情けない。 今回のおまけ NHK「爆笑問題のもうひとつの龍馬伝」予告
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あらすじ 江戸での剣術修行を終え、佐那(貫地谷しほり)に別れを告げた龍馬(福山雅治)は、土佐に帰り、加尾(広末涼子)に求婚... 青いblog【 2010/03/14 08:50 】
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