日清戦争がはじまり、秋山兄弟は初陣を迎える。
しかし東郷平八郎って、結構好戦的なんだなあ。 斥候が清国の船で人質にとられると、その船に大砲をぶっ放したり。 好古は陸軍として前線に。 それなりの地位には就いていたみたいだが、自ら前線に切り込むあたりは、上官の鏡といえましょうか。 『口やかましき号令者』ではいけないもんな。 日清戦争では軍神といわれていたみたいだが、幼いころは全然そうは思われなかったという。 そこはやはり、兄の修身のたまものといえましょうか。 方や弟、真之は巡洋艦に乗り込むが、敵艦隊の襲撃を受けて大切な部下をなくす。 ある意味、これが戦争の恐ろしさ。 『自分は軍人に向いてないのでは』と思うのも無理もない気がする。 そんな彼に対し、東郷は 「悩み、指揮官としてベストな選択を考えよ」 とアドバイスを残す。 ある意味、無力感も後悔も抱えて生きるのが人間なのかもしれないねえ。 医者も、薬剤師も。 正岡子規は従軍記者として大陸に渡る。 現地で日本軍によって殺戮・略奪された街を見て、明るい子規も何かを感じ取る。 やはり文学者は文学者なのやな。 また、現地で軍医・森鴎外と会い、日本軍のほとんどは戦争ではなく、病気で死んだということを知る。 「子供のような付き添い」と次の話では語られているが、やはり子規にとって精神的に、そして健康的にも大いに影響のあった旅立った気がする。 (森鴎外が進めた食事が、軍の中で脚気を広めさせたというのも皮肉な話だが。) 今回のおまけ 坂の上の雲のまち
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