久々の八犬伝ネタ。
角川映画の名作に、薬師丸ひろ子主演の『里見八犬伝』というのがありますが、カウンセリングの先生とその話で盛り上がったことがあります。 当時はそれだけ話題になったと言うことでしょう。 ![]() 僕も八犬伝好きのために2回借りたことがあります。 家族にはやたら不評でしたけれど。 『夏木マリが怖い』『目黒裕樹は今はやりの顔じゃない』等など。 どこへ行っても評判なんだけどねえ。 今回は映画『里見八犬伝』について、自分なりの思いを述べてみたいと思います。 ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() ![]() ドラマQ 里見八犬伝 全体的には、八犬士が里見の姫である静姫(薬師丸ひろ子)を助けて玉梓(夏木マリ)率いろ用例軍団を倒すと言う、典型的なアクションストーリーです。 CGなど夢のまた夢だった時代としては、演出や特撮が見事だと思います。 犬川荘助と犬田小文吾が石に変化するシーンとか、玉梓が骸に変化するところとか。 静姫(薬師丸ひろ子) 三丁目の夕日を見たあとこの映画を見ると、非常に彼女が初々しく感じる。 当時は19歳だったようだからな。 典型的ヒロインと言う感じだけれど、玉梓を倒すためのアイテムが彼女しか使えないというのがいいかも。 それに知らず知らずのうちに親兵衛を変えていくしね。 静姫の名は、原作の親兵衛の許婚だった静峯姫から来てるんだろうけれど・・・・。 あっちは年行っているようだし。こちらの静姫は儒教道徳には合わない強気な姫だもんな。 犬江親兵衛(真田広之) 登場時の甲高い声が若々しい。 当時は『アクションスター』の肩書きだったそうですけれども、なるほど、演技には初々しさがあったかな。 恩賞目当てに静姫に近づいていって、だんだんとひかれていくと言う設定は好きなんだけど。 二本の鎌を使ったアクションはすごい。タッキー顔負けかも。 うちの親曰く、『仁なさそう』ということでしたが、後半になるに連れて人を思いやる心が出てきたから、さすがは仁の犬士だと思いますよ。 八犬士の中では一番若々しかったし。 玉梓(夏木マリ) はまり役だと言う人、多数。 とは言えドスの聞いた声とあの化粧は怖かった。 親兵衛の母という設定だけれど、コレは『スター・ウォーズ』にのっとったのかな? それにしては親兵衛、容赦なく玉梓に攻撃を仕掛けてきたけれど。 犬塚信乃(京本正樹) 2枚目のイメージはここから来たのかな。 京本の出世作となったようだし。 特撮ヒーローに対してひとからぬ愛情があるのも、この思い出があるからかもしれない。 血はつながっていないけれど、一緒に育った浜路を愛する信乃。 「信乃兄さま」「浜路」と呼び合うところは兄妹っぽいけれど、「信乃様」「浜路」でもよかったんじゃあ。 コレじゃあ何だか近親恋愛だよ。 もっともこの作品、親子である玉梓と蟇田素藤のキスシーンもあるんだけれど。 本物の恋愛は静姫と親兵衛だけ、ということを強調したかったのかナ? 犬坂毛野(志保美悦子) 女田楽だと言う点は原作どおり。 劇中の「誰からも愛されず、誰も愛さず」は好きな人多いみたいだけど。 僕もこういう一匹狼の言いそうなせりふは気に入っている。自分自身を重ねるからかもしれない。 浜路の結婚相手を殺して信乃に仇とつけねらわれるものの、2人が犬士だと知った時にあっさりと仲直り。 尺の問題があるとは言え、この和解はどうかと。 とまあ、親兵衛たちのキャラ設定に多少問題があるとは言え、アクション映画としては申し分ないです。 親兵衛たちの動きはTBSスペシャルドラマ顔負け。 DVD化もしているので、ぜひとも見てほしいです。 今回のおまけ ジョン・オバニオン『里見八犬伝』 里見八犬伝のテーマ曲ですが、とてもいい曲ですよ。
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