末世とは 別にはあらじ 木の下の 猿関白を 見るにつけても
秀吉が関白になったとき、貼りだされた落首だった。 秀吉が天下人となったことには違和感を感じるのは上も下も同じだったらしい。 さて、その秀吉は家康を相手に小牧・長久手で戦いを挑み敗れ去る。 官兵衛は家康と戦うのは反対していたようだけど、官兵衛と家康は接点がないから、どう動くのかがわからないからこそ、戦いを避けるべきと考えていたのだろう。 一方秀吉は、内大臣に出世して石田三成と官兵衛を呼び寄せ、関白になることを宣言する。 しかし高い位を望み続けるのはハングリー精神ゆえかねえ。 その中で実務に優れた三成をどんどん出世させていく一方、官兵衛を遠ざける。 まあ三成は実務に優れているけれど、官兵衛は作戦を授けるだけだからねえ。(その点は秀吉も分かっていたようだけど) 「あなたの死後天下をとるのは誰か」と聞かれて秀吉は、「あのちんば(官兵衛)だ」と答えたという逸話が残っているけれど、やはり秀吉は官兵衛の実力を認めていたのは確かだったのだろう。 さて、家康が上洛に応じないのを見て、秀吉は家康と決戦しようとするが、官兵衛は逆に穏便な方法をとるよう勧める。 官兵衛は三河安城以来の徳川家の結束を指摘し、豊臣家の結束がまだまだ弱いことを指摘。 接点がないながらよくそこまで調べたもんだ。 おかげで秀吉に再び認められていたようだけども。 領地が播磨に代わり、統治に苦労する長政。 農民たちの不満を聞こうとするが、不満が多く、ついには刀に手をかけてしまうという状態に。 困り果てた家臣は職隆に相談。 年の功を見事に発揮してますなあ。 長い年月をかけて領民の信頼を得ていくというのは難しいことだけど。 血気盛んな長政もそれで一つ学んだようで。 そうやってゆっくり一人前になっていくのかね。 自分は仕事についてから4年たったけど、まだまだ半人前な気がする。 木の下でゆっくりと死んでいく職隆。 結構ドラマでは外の木の下で死んでいくというパターンが多いけど、実際は病で屋敷の床で死ぬパターンが多い気もするが。
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