まず感想を一言いうと、心温まる物語だった。
それにしても雪使いシュガーといい、今回のマーニーといい、『女同士の深い友情』は自分の心の琴線に触れるらしい。 僕自身がそういう愛情に飢えているからかもしれない。 (『キマシタワー』は違うよ。) 杏奈 コミュニケーションをとるのが苦手で心を閉ざしている彼女が(最初はまるで人形のように無表情だったし)、マーニーと触れ合うことで少しずつ生き生きしていき、養母や他人にも心を開くという内容なんだけど、そういう感じや、自分を好きになれないという点が自分と重なって非常に感情移入しやすかった。 ラストで自分の養母を『おばちゃん』ではなく『母』というところが印象に残ったね。 マーニーとの心のすれ違いから最後にお互いを許しあうという点が、なんか短くて印象に残らなかったけど。 クライマックスとしてはベストではないかと思ったのに・・・。 (ちなみにこの構図、ロミジュリを思い出したのは僕だけじゃないような気が・・・。) マーニー 杏奈の祖母、ということは下調べでウィキペディアを見てすでに知っていました。 一見明るく社交的、なんだけど本当はすごい孤独で、そして薄幸の人生を送ってきたと久子から語られた時にはじんと来たね。 杏奈とは正反対の性格なようで、案外似た者同士なのかもしれない。 「今まであってきた女の子の中で、あなた(杏奈)が一番好き」 というのは、やっぱり一番好きなのは幼馴染の人なのかなあ。 結局杏奈が見たマーニーは、湿っ地屋敷に残ったマーニーの魂だったのか。 頼子 松嶋菜々子の声は母親の声としては若すぎるかも。 (まあ彼女も40歳なんだけどねえ) 心配性で養女を静養地へ送ったときも、常に手紙を頼む。 心配性なのはわかるけど、ある意味理想の母親なのかもしれないね。 大岩清正・セツ夫妻 すごいおおらかな人だと思う。(うちの父方の祖母みたいだなあ) こういう包容力ある人に見守られたから、杏奈もストレスが少なく、成長できたんだと思う。
スポンサーサイト
|
![]() |
![]() |
![]() |
| ホーム |
|