内側の不安、そして ~軍師官兵衛第25話・栄華の極み感想~
本願寺を滅ぼし、荒木一族の反乱を鎮め、ついに織田信長の天下は確実になった・・・かと思いきや、その裏では不安と不満がたまっていたようで。
天皇や公家は、信長が朝廷の官職をないがしろにしていることで、朝廷や公家は信長の天下の中で居場所があるのかと不安に思う。
かなりダーティーに描かれている点は、老獪な政治的駆け引きを得意とする公家らしいが、実際の朝廷や公家も同じだったのではなかろうか。

近衛は信長に暴言を吐かれているし、天皇家が信長に対して不信を抱いていたのは確かだろう。

出世頭と言われた明智光秀も文化人ゆえ、この天皇家の動きには無関心ではいられなかったろう。
官兵衛に軍師として使えるよう頼んだのも、この不安ゆえか。
この後に信長からひどい仕打ちを受けたのが(丹波・丹後の国を取り上げられる)きっかけで謀反を起こすのか。

主家乗っ取りの簒奪者である宇喜多直家も死の床でそれを感じ取っていたようで。
直家自身は暗殺や謀殺を多用したものの、暗殺したものを手厚く葬ったり、下手人を使い捨てにせず厚遇するなど、意外と部下を大切にしている面もあったらしい。
のちに秀吉の養子となる直家の子・秀家は、領民に重税をしこうとして重臣の反発を招いたというから、その血は受け継がれなかったのかもしれない。

一方、信長は黒人に弥助という名前を与えて仕えさせる。
『長身でやせていて髭が少ない。声は大変高い。常に武芸を好んで、粗野である。正しいことを行い、人々を救うことを楽しみ、また傲慢であり、名誉を重んじる』
ロイスの信長評であるが、ある意味あたっているかも。
安土城下で、現代のネオンを思わせる明かりを見せる。
まさに我が世の春ということのデモンストレーションか。
そしてその目を世界に向ける彼。
キリスト教の布教活動に許可を与えた彼だからこそ。

そして官兵衛の子・松寿丸が元服し、長政と名乗る。
知略よりも武勇に優れたとされる彼であるが、どう描かれるか?
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【 2014/06/22 20:45 】

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【 軍師官兵衛 】第25回 「栄華の極み」感想
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