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激突 ~軍師官兵衛第10話『毛利襲来』感想~
足利義昭、石山本願寺と手を結び、幕府再興の名目で襲撃した毛利軍。
将軍と、一向宗という権威が重なれば、待ちの姿勢であっても鬼に金棒か。
毛利に攻められて文句を垂れる小寺政職。
言いようがまさに株式評論家ですなあ。

毛利に一向宗が加わり多勢に無勢という状況で、母里太兵衛は1000人敵を滅ぼし、残る皆は4人ずつ倒せばいいと豪語する。
剛毅なもんだ。
一方で栗山善助は間者として毛利家の様子を見る。
肩を並べると、フランケンシュタインとせむし男みたいなのだが。
いいコンビ。

別所家は中立ということで様子を見守る。
結局援軍もなく、いかんせんというところで官兵衛があらたなる作戦を出す。
女たちは小袖を用意して旗を作り、さらに戦闘力が低い老人たちまで用意して敵が多いように見せかける。
おまけに夜明け前の夜討ちと来たのだから、油断していた毛利たちはついに退却を決意。
うまく欺きましたな。
ほんと、一か八かの賭けでしたわ。
官兵衛をうまくサポートする職隆がすごい。

家に戻り、自分の恐怖を吐露する官兵衛。
やはり軍師とは言え人間か。

足利義昭はやはり株式評論家みたいなことを言っているが、隆景は次の手を打っていると話す。
毛利三兄弟の中で『柳』に例えられる小早川隆景。
強い敵にはあえて戦を挑まず、計略を巡らして相手を制する。(風に従い風を制す)

まさにブレーンとしてはなかなかだが、彼の死後、毛利輝元は苦労することになるらしい。

信長は官兵衛を褒める一方、次に向けて気を引き締める信長。
やはり異端児だけはある。

さて、一向宗側について負傷した侍女を再び仕えさせる
人を活かす思想はこの時から付けられたものか。


そして秀吉は、妻のおねに浮気を責められる。
おねが安土城に行ったというのはフィクションだが、信長がおねに直々に手紙を送ったのは事実で、この時に秀吉を『禿鼠』と呼んでいるのも事実。
もっとも秀吉自身、100人以上側妻を囲いながら子供に全く恵まれなかったのも事実で(『大仏の 功徳もあれや 槍かたな 釘かすがいは 子宝めぐむ』・・・。)、封建時代としては致命的な弱点を持っていた。
女好きでなくとも、自分の家を考えるなら他の女に手を出すのも当然だろう。
(ちなみに徳川家康は15人妾を囲っている上に、精力増強のため海狗腎(オットセイのペニス)を飲んでいたとか。)



小早川の水軍に織田の大群は敗北する。
さて、どうする?
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テーマ:大河ドラマ 軍師官兵衛 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【 2014/03/09 20:41 】

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