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放射線とその影響
放射線の被曝について、まだ書いてなかった。
医療人としては一応学んではきているんで、書いておきます。
(というか、年内に書いたほうがいいかな思て)

まず、被曝とは(『被爆』と混同されやすいから注意して)

被曝・・・放射能に人体がさらされること

『被爆』とは、原爆・水爆の爆撃を受けること。
もちろんこのときにも放射線を浴びるから、『被曝』のうちにはなるが。


人体の被曝の量に関しては、シーベルト(以下Sv)で表しています。
シーベルトとは一言でいえば、

1kgの物質に対し、1Jのエネルギーの放射線を浴びた量

これを1Svとします。
(注:正確に言うと、人体の場合は皮膚や骨が抵抗するので、もう少しエネルギーは小さくなるが)



放射線の影響には、『確定的影響(非確率的影響)』と『確率的影響』とがあって、

確定的影響・・・一定以上の放射線量を浴びることによる障害。不妊や白内障など。

確率的影響・・・・一定以上という『閾値』がなく、浴びる放射線量が増えることによって発生確率が増える障害。白血病などの発癌など。大抵は5-10年ほどたってから起きやすい




基本的に、確定的影響は一定以上の放射線を浴びることで起きる症状で、

脱毛:3Sv
不妊(一時的):0.5Sv(男)、1.5~2Sv(女)
不妊(永久):4~6Sv(男)、3~8Sv(女)
皮膚の潰瘍:10Sv以上
白内障:5Sv



基本的に確率的影響に関しては諸説あるみたい。
どの量でどの病気が起こりやすくなるかも諸説ある。
ただ、国際放射線防護委員会(ICRP)によれば、
0.2Svの放射線を浴びた集団に、致死性がん(白血病等)が起きやすくなる
という報告もある。



今の原発事故で問題になっているのは放射性セシウム(137Cs)で
(詳しいことは『放射能の防ぎ方』へ)
ベータ線とガンマ線という放射線が問題。
外出時には、放射能を吸収しないようマスクをするなどで、だいぶ被曝の量は防げると思います。


ちなみに日常生活を営んでいても放射線には接していて、
1年間に0.0024Svの放射線に当たっているといわれています(宇宙からや地中からの放射線)


今回のおまけ
青と赤編

日常 日常の第5話

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源氏物語千年紀 第5話『宿世』
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テーマ:放射能汚染 - ジャンル:政治・経済

【 2011/12/31 19:10 】

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