最終回まであと1話のこの話。
今回は全ての謎が解き明かされる。 今までの伏線がすべてちりばめられていたのはよかったな。 ①名前のない男の正体 柄本明演じる名前のない男は、今まで人間の負の念を増幅させていたスライムそのものであったことが判明。 それが亡くなった晋作博士に寄生することで、人間の姿と不老不死を手に入れていた。 彼に言わせると、 『人間の悪の念を解放することで、人間を苦しみ(葛藤)から救い出していた』ということ。 そして彼こそ、晋作が作っていた人間の細胞の『悪の部分』であることが判明。 人間の善悪のうち、悪だけが分離したのが名前のない男で、残った善の部分がベム・ベラ・ベロ。 まあ、 ベム・ベラ・ベロが『男』、『女』、『子供』という人間の原型の姿をしているから、形状をとどめない名前のない男よりも完成品かもしれないが。 人間として完成するには、3人と名前のない男が一体化しないといけないらしいが・・・。 彼らが出す答えは? 個人的に思い出すのは、スティーブンソンの『ジキル博士とハイド氏。』 表では人格者として名高く、裏で極度の快楽主義者であることの葛藤にさいなまれたジキルが解決した方法は、極度の快楽主義(悪)の人格を一人の人間として分離することだった。それがハイドである。 難しいのは悪の感情の方が善より強く、コントロールを突き破りやすいということ。 ハイドも善の抑制がなくなったことで暴走し、元の性格に戻りにくくなって悲惨な結末を迎えた。 ベム達も悪の人格である名前のない男を取り込むことで、暴走する可能性が高い。 ②ベム達が記憶を失ったわけ。 生まれたベム達は必死に名前のない男を追いかけ、彼が負の念を増幅していることに気付き、 そして戦い、記憶を失った。 写真を見て、それで追ってきたらしいがね・・・。 『自分達は闇に隠れて生きるしかないのか』 『早く人間になりたい』 もちろんテーマ曲にちなんだ台詞だろうが、非常に妖怪人間達の切実さを表していて良かった気がする。 「困っている人間を見捨てたら、俺達はただの妖怪になってしまう。」 これも第5話の伏線が結ばれていて良かった。 一方夏目刑事は、刑事としての仕事を休みながら、もう一度家族に向き合おうとするが・・・。 やっぱりベム達のことが気になるか。 すべてを知ってしまった今、刑事はどうベム達に接していくのか。 泣いても笑っても、次回最終回。 人間とは何なのか、 そして、ベム達が見つけ出す答えは? 今回のおまけ 青と赤編 日常 日常の第3話 Watch nichijou 日常3 in アニメ | View More Free Videos Online at Veoh.com 源氏物語千年紀 第3話『夕顔』
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