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天下分け目の天王山 軍師官兵衛第30話『中国大返し』感想
「中国大返し」における姫路までの行軍の実態はよくわかっていない部分も多いが、経路は山陽道の野殿(岡山市北区)を経由するルートがとられたものと考えられるという中国大返し。
中途半端に鎧を着たりふんどし一丁で走ったりするのはイメージ通り。
その中で必死に自分に味方につくようダイレクトメールを送るのは、さすが人たらしの秀吉といえようか。

一方で長政の最初の正室となる糸の出会いも描かれる。
野武士の娘というだけあって、非常に強気、というのはツンデレキャラゆえか?
そこからどう接近していくかが見もの。

秀吉の参謀として様々な知略を授けてゆく官兵衛。
一番ここが忙しいところだからねえ。
妻を避けるのもある意味無理ない気もするが。

でもそこで次男を見ようとするのは親心から。(早世するらしいけど)

一方で光秀は、大義を立てるために朝廷に取り入っていたと。
とはいえ京の都は『鵺』に例えられているからねえ。
どこに転ぶかわからない。
しかも思い通りに味方が集まらない。
やはり大義だけでは人は動かぬか。


そして井上九郎右衛門。
明智に秀吉が毛利と和睦したと聞いてさらに動揺する明智方。
さらに高山右近ら摂津衆・織田信孝も秀吉側に。
やはり秀吉のほうが要領がいいのだな。

そして光秀はあっけなく完敗。
落ち武者狩りをしていた農民の竹槍に貫かれる最期も通説通り。
これから秀吉と官兵衛の天下取りへの道がしかれるわけね。

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【 2014/07/27 20:42 】

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『思い出のマーニー』感想
まず感想を一言いうと、心温まる物語だった。
それにしても雪使いシュガーといい、今回のマーニーといい、『女同士の深い友情』は自分の心の琴線に触れるらしい。
僕自身がそういう愛情に飢えているからかもしれない。
(『キマシタワー』は違うよ。)

杏奈
コミュニケーションをとるのが苦手で心を閉ざしている彼女が(最初はまるで人形のように無表情だったし)、マーニーと触れ合うことで少しずつ生き生きしていき、養母や他人にも心を開くという内容なんだけど、そういう感じや、自分を好きになれないという点が自分と重なって非常に感情移入しやすかった。
ラストで自分の養母を『おばちゃん』ではなく『母』というところが印象に残ったね。
マーニーとの心のすれ違いから最後にお互いを許しあうという点が、なんか短くて印象に残らなかったけど。
クライマックスとしてはベストではないかと思ったのに・・・。
(ちなみにこの構図、ロミジュリを思い出したのは僕だけじゃないような気が・・・。)

マーニー
杏奈の祖母、ということは下調べでウィキペディアを見てすでに知っていました。
一見明るく社交的、なんだけど本当はすごい孤独で、そして薄幸の人生を送ってきたと久子から語られた時にはじんと来たね。
杏奈とは正反対の性格なようで、案外似た者同士なのかもしれない。
「今まであってきた女の子の中で、あなた(杏奈)が一番好き」
というのは、やっぱり一番好きなのは幼馴染の人なのかなあ。
結局杏奈が見たマーニーは、湿っ地屋敷に残ったマーニーの魂だったのか。

頼子
松嶋菜々子の声は母親の声としては若すぎるかも。
(まあ彼女も40歳なんだけどねえ)
心配性で養女を静養地へ送ったときも、常に手紙を頼む。
心配性なのはわかるけど、ある意味理想の母親なのかもしれないね。

大岩清正・セツ夫妻
すごいおおらかな人だと思う。(うちの父方の祖母みたいだなあ)
こういう包容力ある人に見守られたから、杏奈もストレスが少なく、成長できたんだと思う。
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【 2014/07/27 20:00 】

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『思い出のマーニー』雑感
ただ今借りくらしのアリエッティを視聴中。

もうすぐ公開する、思い出のマーニー。
借りぐらしのアリエッティを監督した米林宏昌が監督を務めるとか。
主人公の杏奈は「自分が嫌い」だそうで、これは自分にも重なる。
だから興味がわいたのかも。


アリエッティは今一つうちの家族には評判がよくないけど、自分から見たアリエッティのネックは、世界観の狭さだと思うね。
そこを教訓に、杏奈とマーニーとの触れ合いの中で世界観やファンタジックなフィールドをどう広めるかがポイントかも。
予告映像はそれなりに期待は持てるけどね。


キャッチコピーは『あなたのことが大好き』と、確かに百合っぽい。
『思い出のマーニー 百合(女性同性愛)』と検索すると結構出てくるけど、確かにそれっぽい雰囲気はあるなあ。
まあジブリのことだからマニアックな路線にはいかないと思うけどね。(やりすぎるとそうなる。)
僕自身が『百合』にはあまり抵抗感を感じてないのかもしれない。
(ホモは・・・あるけれど、アンジャッシュのホモネタはしばしば見てるからなあ)
考えてみると自作の小説『Cross Ballade』にも百合っぽい描写があったからなあ。
今になっても、あの小説は書いてよかったなと思える小説だからねえ。

話が横道にそれたけど、宮崎駿が引退して、スタジオジブリも次世代の発掘に結構苦心しているとは感じる。
だから今回が次世代の作品として力を入れているということらしい。
今回の米林宏昌氏か、宮崎吾郎氏か・・・ということになるのかねえ、新世代は。
(しばらくは高畑勲氏が顔になるとは思うけど)

がんばれ。
うまく休みが取れたら見に行きます。


今回のおまけ
思い出のマーニー 予告編

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【 2014/07/18 22:30 】

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岐路 ~軍師官兵衛第28話『本能寺の変』感想~
ついに始まった光秀の本能寺の変。

濃姫が薙刀一つ立ち回って果てたという話は、過去の大河ドラマにも何回か描かれていたけれど、史実では不明。
早世したとも、関ヶ原の後まで生きていたという話もあるが、今回のような展開にしたのはそのほうがドラマチックだからだろう。

『人間五十年 下天のうちを くらぶれば 夢幻の 如くなり』
信長の好んだ『敦盛』であるが、今までは謡のように口ずさむことが多かったけど、今回は傍をかまわず語り、そして炎の中に消えていく。
「十分に生きたぞ」
という言葉はいかにも破天荒な信長らしい言葉だけど、49歳で死んだわけだから、あと1年生きたかったという思いも強かったと思う。


信長横死の知らせはおねや家康のところに届く。
おねはひたすらに生きることを諭する一方、家康は殉死しようとすることを考える。
家康らしくないな。
光秀を倒し天下をとる・・・という考えもあったと思うが。

片や官兵衛は小寺政職と再会していた。
この時点で毛利方の鞆の浦に落ち延びていたとされていた彼は、仙人のような姿。
態度は相変わらず子供のようだったけど。
まあ追放された時点で部下からも見放されていたからねえ。
この2年後に無くなるわけだけど。



そして間者を通して、信長横死の知らせを受けた官兵衛。
まるで子供のように泣く秀吉。
「秀吉が天下をとる」
そのように言って秀吉の野心を呼び覚まし、秀吉の警戒心をあおり、官兵衛は遠ざけられることになるのだが・・・。
それでも秀吉に使えていたのは忠誠心ゆえか。


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【 2014/07/13 20:44 】

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水責めの陰で ~軍師官兵衛第27話『高松城水攻め』感想~
ニューフェイス・徳川家康の接待に追われる明智光秀。
とはいっても上手くいかず、信長に文句を言われて不満がたまっていく。
出来の悪かった能役者をわが手で殴打したという信長だけど、今回それが描かれなかったのは残念。

光秀のあだ名『キンカ(禿)頭』が出てこなかったことも。
信長は世界にさらに目を向けて、さらに天皇を排除して自分が王になろうとしているようだけど、その陰で秀吉に使えるように言われた光秀は不満なようで。
荒木村重に比べて、光秀が信長に反旗を翻すプロセスがどうもインパクト薄いのはちょっと問題な気がする。



ニューフェイスの徳川家康。
一見何を考えているのかわからないのは、イメージ通りのタヌキ親父らしくていいかも。


一方で黒田官兵衛は、秀吉に協力して高松城の水攻めを決行する
その一方で小早川隆景を説得して清水宗治の降伏を図る。
まさに八面六臂の活躍ですな。
しかし宗治もあれだけの目にあってずっと毛利に忠誠を尽くすなんて、どれだけ忠義者なんだ。

秀吉も官兵衛や石田三成に支えられながら周りを盛り上げているようで。
さすがは人使いの天才。


いよいよ光秀が反乱に走り、本能寺へと向かった。
前半の山場だね。
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【 2014/07/06 20:41 】

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