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小早川家はもともと強力な水軍を持っていた。 彼らに織田軍が敗れたのも当然といえようか。 織田がこのまま引くと思いきや、秀吉が播磨に援軍を出すこと・・・にはならなかった。 東の反織田軍に対抗するため、兵を引くように言われる秀吉。 官兵衛は竹中半兵衛にその意向を伝えられる。 そこで、当時裏切り者中の裏切り者と言われていた宇喜多直家を味方につけるよう進言される。 至難の業と思うが、よくあっさり受け入れたなあ。 宇喜多直家は秀家の父で、主家を乗っ取った簒奪者でもあるからなあ。
直家は粗暴で豪快なイメージの男だが、織田に内通した家臣を官兵衛の目の前で毒殺したりと、策略家の一面を持っていた。 織田に味方せぬと言い切る直家。
秀吉勢が来ないのを恐れた官兵衛は、信長方に付いたことはいけなかったのかと思いながらも、荒木村重に援軍を出すようたのみこむ。 が、どうしても反信長勢に力を入れなければいけないと言い切る村重。 やはり信長が怖いか。 その中で現れるニューフェイス・高山右近。 首筋の傷があるところを考えると、一度自害でもしたのか。 そしてキリスト教に救われたと。 後に秀吉の時代で追放されることになるのだが、官兵衛がキリシタンになったのも影響されたのも確か。
柴田勝家を助けるために北国へ行ったはいいものの、勝家と言い争った末に国に帰ってしまった秀吉。 ある意味信長の不興を買いかねない状況だが、ドラマでもあったように、切腹の上に家は取り潰し・・・が普通か。 挙句酒宴をあげると言ってきた秀吉に、賛同してきた半兵衛。 なにゆえ?
しかし日本が狭い。 姫路から長浜にはるばるやってきた官兵衛。 切腹前に飲んで騒ぐと言い切る秀吉。 半兵衛は『飲んで騒ぐことで逆心などないことを証明する』と解説する。 その意向を分かっているのかいないのか、黙って見守る官兵衛。 謝る秀吉に対して、ようやく秀吉の心を理解し、秀吉を疑ったことを謝る。 やはりそこが、『人たらし』たる秀吉の凄さか。
そして、信長に播磨攻めを命じられる秀吉。 ある意味運が良かったわあ。
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