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けいおん!×SchoolDaysクロスオーバー小説第14弾。
前回はけいおんサイドから物語の雑感を述べたので、 今回はSchool Daysからの視点でこの物語の雑感を語ることにします。
今回の物語の展開で、一番のスクイズサイドのキーパーソンはだれか・・・となると、 やっぱり伊藤誠になるのかな。 「誠死ね」と言われたTV版とは全然違う性格になってしまったけど(読者からもさんざ言われた)、僕はこれでよかったと思っています。 もともと『父親の血筋を乗り越えて成長する』というストーリースペックが、書き始める前の段階から決まっていたわけだし。 (父を登場させるかどうかは直前まで迷ったけど) また今回は、平沢唯との恋仲を中心に動くので、唯とうまく行動や性格を対比させたいと思っていました。 この14話で誠が父に殴りかかるシーンがあるんだけど、 これは唯が妹に平手打ちを喰らわせるシーンと対になっているんですね。 それから唯のセリフ『妹のしたこと』と誠のセリフ『親父のしようとしていること』も。 ともあれ、上手く表現できなかったことが悔いを残していたりします。
性格に関しても唯と対になるようにしていて、『明るい唯』と『情緒不安定な誠』、『動の唯』と『静の誠』というように設定したつもりです。 また妹の面倒をよく見たり(唯は妹の世話になってばかりいる)、将来を気にしたり、部屋に気を配ったりと唯より大人っぽい一方、 少々ふさぎがちで昂りやすかったりと、未熟な一面もある。 とにかく『等身大の少年』として描いたつもりです。 彼の変化が、少しずつ起きてきているようにしたつもりですが・・・どうでしょう。 (ちなみに澪も言葉と会う前は意気地無しだったけど、 言葉と彼女の事情を知ってからは別人のように強くなっている。 千と千尋の千尋に似ている気もするけど、段階がないからちょっとそのあたりはまずいのかなとも思ったり。)
ちなみに某ドラマのパロディーで 「僕は死にましぇん!」 というセリフをどこかに入れる予定だったんだけど、タイミングがなかった。 ちょっと残念。
さあ、この小説もいよいよクライマックス! 拙いですが後2話、どうかご付き合いのほどをよろしくお願いします。
本文は追記で。 ****************************
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