昨日『天空の城ラピュタ』が地上波でやっていたので、見ました。
前作の『風の谷のナウシカ』とは違って少年向けに作ったとされるラピュタ。
どちらも自然と人間の関係がテーマだけどね。僕が初めて見たのは小学生の頃だったと思う。
大きくなって知識も身についてくると、また違った見方ができるから面白い。
まだこの頃は、ジブリのヒーローやヒロインは理想の人物だったころ。
ともあれこれは、シータの成長物語と見てもいいかも。
最初は自分の運命を受け入れられず、
「私は何も知りません。石が欲しいならあげます。」と言っていたけど、海賊たちやパズーとのふれあい、そしてラピュタの遺跡を見て勇気がついたのか、ムスカにも
「あなたに石は渡さない。」と言い切る。
クライマックス寸前の
「どんなに恐ろしい兵器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。」はいかにもラピュタの王女っぽかった。
そしてムスカ。
ジブリ作品では数少ない純粋な悪役。
(最後に死ぬ、というのもジブリ作品では珍しい。)
インパクトが強いといえばそうだね。
『人がゴミのようだ』というのもまさにインパクト強いし。
秘密の名『ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ』
パロとはギリシャ語で『従属』。『真』という意味の『トエル』がないあたり、
ムスカはラピュタ一族の分家筋だと考えられているらしい。
今回のおまけこんなの見つけました。