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新島襄との出会い ~八重の桜・帰ってきた男感想~
オープニングがガラッと変わった八重の桜
何やらより幻想的になったようだけど。

英語を学ぶ傍ら、キリスト教の教えにも触れる八重。
それも学べと語る覚馬。
幕府の時代は厳禁で、入信したら火あぶりの刑という教だったからねえ。
僕はクリスチャンだけど、そういう時代が想像できないのです。

会津の教えとは全く違う倫理観に、違和感を覚える八重だけど。
そりゃあ『ならぬことはならぬ』の理念のもとに叩き込んできた倫理観だからねえ。
『罪』を重んじる文化と、『恥』を重んじる文化。
文化の相違を飲み込んで、八重は成長するのかな。

さて、日本から帰ってきた新島襄。
外国で学んできたのを機に、キリスト教の学校を立てたいと考えている彼。
一方で自分が家庭を作るとしたら、自分の仕事をともに支えてくれるような伴侶が欲しいと語る。
日本文化とはまた違う考え方やな。


運命の出会いを果たす新島襄と八重。
その夢に多少戸惑いつつも、女工場に新島襄を連れてくる八重。
どこかおどけた感じのある襄だけど、どう接近するのでしょう。

山川健次郎は5年間のアメリカ留学のあと帰国。
って、ヒゲをはやさないのね。(写真でもそうだけど)
欧化のためにひげを生やすのは結構流行っていたけど、やはり会津の人間のプライドは捨てないのかね。
ちょうど山川浩と佐川官兵衛も居合わせ、それぞれ仕官をしたもようで。
当時の士族のほとんどが没落していることを考えると、どちらかといえば幸せと言えるかも。

井戸に落ちるかと思って、思わず手を差し伸べる襄。
八重が会津で鉄砲を持って戦ったことを機に、恨みや憎しみを乗り越えていこうとする教えを必要とすると考える覚馬。
・・・というか、佐久間象山のところに新島襄・山本覚馬・西郷隆盛が集まっていたなんてなんともドラマチックだなあ。
伏線の結晶としてはいい感じだけれど。


そして告白される八重。
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【 2013/08/25 20:43 】

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映画『アントキノイノチ』感想
ゆくぞーっ!!
イーチ、
ニー、
サーン、
ダーッ!!!

てなわけで、見よう見ようと思いつつ見れなかった『アントキノイノチ』感想。(全然違うよ。
まあ原田泰造もオファーをもらったとき、「ついに俺もプロレス映画出演か」と思ったとか。)


躁鬱病の青年が主人公というあたりは、『ツレがうつになりまして』に似ているけど、
展開は結構暗い。
いじめを受けていた生徒を助けられず、自殺を止められなかったり。
その友達や自分をいじめていた人間を、殺そうと思って殺せなかったり。
その時の経験が躁うつ病を作ったみたいだけど。(吃音は生まれつきらしい。)
とはいえ岡田将生、どもりがうまいなあ。

彼に惹かれていく久保田ゆき(榮倉奈々)も、高校時代にレイプされたという辛い過去を持っていた。
周囲の無理解がさらに自分自身を追い詰めていたようだけど。
やはり辛い過去を持っている者どうし、お互いに惹かれあうんだろうなあ。


そして主人公・杏平の成長させてくれる遺品回収業。
最初は死体が腐敗して蛆がたかっていたり、食物にゴキブリが集まっていたりとかなり生々しい描写も多かったけれど、遺品を調べ、関わりのある人と接していくうちに、人が生きていくのは人と人とのつながりだということを理解する。
彼もまた、最後に救えなかった友達の命、助けてしまったいじめっ子の命があるからこそ、そして久保田ゆきに気遣ってもらったからこそ、今の自分があるということを理解したわけね。
まさに『あの時の命』が自分を作ったというわけだ。
(劇中で「プロレスの人みたい」というセリフがあったが。クライマックスの「元気ですかぁー!!」はアントニオ猪木の言葉だけど、まさに今を苦しみながら、人とのつながりの中で生き抜いている人たちに向けられた言葉だね。

最後にゆきが死んじゃうのは切なかった。
ツレうつみたいに見て元気にはなれないけど、印象深い映画でした。


今回のおまけ
アントニオ猪木「1、2、3、ダーッ!」
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【 2013/08/17 22:48 】

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自分の進む道 ~八重の桜・兄の見取り図感想~
この頃の山本覚馬は、失明はしたものの京都府庁に出仕して、当時の知事であった槇村正直の顧問になっていたから、金銭的な不自由はなかったようだ。
覚馬と同居して今の生活や仕事を身をもって知る八重だけれど、長州の者たちが県令として牛耳っている姿には我慢できなかったらしい。
覚馬は様々な陳情を冷静に対応しているあたり、やはり頭は切れるようだが。

長州の人達にも知恵を提供する覚馬に対し、反発する八重。
人が変わってしまったと嘆く八重だけど、佐久がうまくフォローする。
そこはやはり親心。

京都の会津本陣でお互いに会津の人間として戦うことを思い出す兄妹。
お互い会津のために、そして悔しい思いをしてきたのは確かに同じだったんだろう。
敵に何故力を貸すのか反発する八重。
苦労して建白書を書いたことを八重に見せて、自分の苦労と誇りを見せようとする覚馬。
そして八重は兄の思いを理解するわけね。
これから先は学問が物を言うと。
『学問のすすめ』で福沢諭吉が説いていたことと似ている。


娘の機嫌も直ってようやく父と打ち解ける。
覚馬もうらのことを忘れているわけではないらしい。

不平等条約を改正しようとする明治政府の面々。
その中で会津から出国した山川捨松もいた。
結構一家揃って頭が切れるんだねえ。

ここから八重は、シーボルトお稲のように学問に励むわけね。
西郷との対話の中で、お互いに認めあっていたことがわかるものの・・。
それでも西郷の真意を分かることができなかったのは、当然というべきか。
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【 2013/08/11 20:45 】

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映画 『風立ちぬ』感想
ジブリ映画『風立ちぬ』の感想。
元々『紅の豚』に雰囲気が似ているというイメージがあって(どちらも作者宮崎駿が模型雑誌に連載していた)、空をテーマにしたファンタジー系統と言う感じがしていた。
宮崎駿は飛行機が好きだねえ。

ただし今回は堀越二郎の半生に堀辰夫の作品を織り交ぜた、リアルに近い形での映画。
ほかに菜穂子とのラブストーリーもあって、よく言えば盛りだくさん、悪く言えば詰め込みすぎと言えるかも。
(自分の言えた義理じゃないや。)


ともあれ、時間経過が分かりにくかったのが難点だったと言えるかも。
少年時代から青年時代へと成長する過程や、関東大震災、および昭和不況の背景描写があいまいで、そのあたりの知識を持っていないとポカーンな気が、する。

テロップでもはっつけて、年代や時代背景を解説してくれるとよりよかったかも。

今回の主演声優は、エヴァンゲリオンの監督を務めた庵野英明氏だけれど、(前作の劇場版エヴァで親しくなった?)
確かに20代の青年の声を演じるには不向きだったかもね。
(キムタクか岡田准一だったらよかったかもよ。いや、もちろん声優でもいいけど、それだと話題に上らない気が・・・。)

賛否両論はあるわけだ。
始めて作った飛行機の航空テスト失敗や、ゼロ戦の原型となる飛行機の完成においても、今一つ喜ぶ感じやがっかりする感じがしなかったような・・・。
ゼロ戦の完成と同時に菜穂子が二郎の前から去っていくのは、クライマックスづくりとしてはいい感じだったけど。

クライマックスとしてはまあまあだったと思う。
(一番ポイントが高いのは『天空の城ラピュタ』だけどね。コクリコ坂からもいい感じだったけど。)


ちなみにリピーターが多いこの作品。
僕ももう1回見てみようかな。(『崖の上のポニョ』だけ2回みたけど)
もう1度見れば何か味が変わってくるかもしれない。
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【 2013/08/10 16:17 】

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エンバーミング 『Dead Body And Restart』感想
和月伸宏の『エンバーミング The Another Tale Of Frankenstein』を今月号で初めて読んでみた。
8体の人造人間が詳しく書かれていて、初めて読む人にもわかりやすかった。
9人の人造人間(フランケンシュタイン)の織り成す群像劇だけど、『るろうに剣心』の般若や八ツ目といった『フリークス(奇人・変人)』を発展させてメインにした感じか。
作者和月は結構そういうあたりに趣味があると思われる。(まあ彼の好きなアメコミにもフリークスは多いからねえ。)
舞台が外国だけあって登場人物が片仮名の名前が多かったこともあり、ちょっと主要人物の名前を覚えるのに苦労した。
一番気にいったのは7番目の人造人間でヒロインのエルム=L=レネゲイドかな。

ホラー作品でもあるこの作品では雰囲気を明るく盛り上げてくれる存在でもあるし。
(ちなみに皮膚特化型人造人間で爪が武器ってことは・・・皮膚に傷を受けてもすぐさま回復する、回復力と防御力に優れた人造人間と言うことかあ。)

そしてジョン=ドゥ。
6番目の人造人間にして、かつてフランケンシュタイン博士が作った最初の人造人間、と言うことらしい。
一本気で血の気が多いあたり、左之助にも似ていると思うけどね。
彼に謎が詰まっていそう


それから宿敵・死体卿ことトート=シャッテン(機能特化型の8番目の人造人間)。
何やら世界を人造人間で埋め尽くそうという考えがあるみたいだが・・・。
和月先生の分類でいえば『敵役』か。
その力はどこまである?

9番目の人造人間・ヒューリー=フラットライナーはいまだに前線に出ていないけれど、クライマックスで活躍する?
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【 2013/08/10 15:49 】

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