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第29話からいきなり半年か。 随分と時の経つのが早いこと。 新島襄はクリスチャンの洗礼を受けて、欧米のようにヒゲをはやして、 いかにも欧米文化に親しんだ感じだねえ。
一方で八重は米沢で行商をしている。 よく武士が商業に手を出してるなと思うけどね。 (明治時代には『士族の商法』が流行っていたけれども) 多分なかなか売れなかっただろうけれどね。 父が死に、友人が死に、そして夫も八重の前から去っていった。 悪夢にうなされるのもしょうがないというか。(PTSDですね。)
そして萱野権兵衛は会津戦争の責任を取らされて切腹と。 敏姫が送った辞世の句は、権兵衛にとってはいい手向けだったろうと思う。
その同じ日、箱館に政府を構えた旧幕府軍も降伏。 頼母は妻のために生き延びることを決め、保科性に改名して謹申学舎塾の学長になるんだとか。
一方で会津藩は、下北斗南3万石に領地を移し替えられ、再興の志を立てる。 知り合いと別れていくのはやはり辛かったろうな。 別れの手向けの栗はどんな味やったやら。 『生きることの辛さ』は現代にも通じるものだけど、これからどのように新島襄と出会って結ばれるのかがこれからのストーリーのキーになるだろうね。
一方の覚馬は既に失明したようで。 詳しい病状は不明だけど、この時には既に盲目になっていたようだ。
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