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黄金を抱いて飛べのパロディですかね、このタイトルは。 というわけで、ヒメコのサプライズパーティーに黄金のタイツを着て驚かし、続いてスライム上のプレゼントを渡してびっくりさせた後、本物のプレゼントを・・・ などと細かいパーティーを考えるボッスン。 ところが荷物に隠れている時に、用務員に別なところを運ばれ、全身タイツで歩いているところを目撃・・・。 宇宙人と間違えられる・・・ってしょうもない。 顔を出して明かせばいいのに(それではサプライズパーティーの意味がなくなるか。)
とにかく、追いかけられてプレゼントののったロープに乗って何とか渡すものの・・・。 中身はスライムなうえに、ボッスンの顔は落書きが残ったまま。 これなら普通に渡した方がよかったんじゃない。
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星海坊主と大人げない口を酒場でこぼした銀さん。 新八の諭しで神楽の彼女と向き合うことになったものの・・・。 星海坊主が昔の神楽を思い出すあたりはいい話っぽい感じだけど、 そうはいかないのが銀魂の常。
不気味な笑顔を星海坊主と一緒に作る銀さん・・・って怖いよ・・・。 目がかっと見開いていて、とても笑顔とは思えん・・・。
続いてやってきた神楽と彼氏・・・。 ところがその彼氏が巨大星からやってきた天人だという落ち。 それだけ巨大じゃ地球での生活でも支障をきたすんじゃ・・・。 神楽は天人と遊びあい、本人どころか家族にも好感を持てるという始末。 いや、好感をもたれるのはいいことだけど、このままじゃ万事屋壊滅しちゃうよ・・・。
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平家政権の緩みの象徴となった、鹿ヶ谷の事件。 この謀議は随分と乱暴だったらしく、平家物語によれば、話の時に徳利(瓶子)が倒れると、 『瓶子(平氏)が倒れた、これは幸先がいい』 ということになり、 西光が『首をとるにしかず』とその鶴首を割ったとなっており、ドラマでもこの通りになっている。
多田行綱がこれを密告したというのも史実通り。 (ためか、歌舞伎では藍染を塗った悪役・風見鶏として描かれることが多い。) その前に全国の源氏に頼んで反乱を・・・という役割も描かれるとは思わなかった。
そして頼朝のところにもそのうわさは流れるが、頼朝は相変わらず大人しい。 やはり慣れって怖いな・・・。
西光は清盛捕縛と同時に源氏の旗を掲げ、形勢を逆転させる予定だったらしい。 どうやら清盛に期待したが故の失望だったようだ。 武家の犬に実権をとられることが、何とも我慢ならなかったらしい。 信西の側近ではあったけれど、心は清盛と共ではなかったようだ。
そしてついに発覚。西光・成親は捕縛。 分不相応に反乱を企てたと罵る清盛に対し、高平太と呼ばれた清盛が太政大臣にまでなりあがって・・・と毒づく西光に激怒して、拷問にかけた挙句斬首、というのが平家物語のくだり。 一方でこのドラマでは、清盛が信西の志を継いでいるのではなく、清盛が王家に復讐をしていると罵った西光に清盛が激怒したということになっている。 その思いがなきにしもなかったのであろう。 同時に、武士が頂きに立つという野望もあったはずだ。 醜きことにまみれようとも頂点に立つ。 それをぶち壊した西光が許せなかったのだろう。 どんなになっても武士は武士、粗暴な集団と罵倒した西光の口を清盛は裂いて、首をはねることになる。
そして一方、頼朝をほおっておけない政子は、武士の誇りを忘れたのかと挑発し、頼朝に刃を向ける。 髭斬りの太刀を渡されたのは、武士の魂を忘れるなということではないのか。 それだけ気にかかっていたんだろうねえ。政子は頼朝を。
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鵜堂刃衛の凶牙はどうやら観柳の刺客にも向いたようで・・・。
剣心は刃衛の凶行を読み、斉藤に始末を催促するが・・・。 斉藤の原作の冷淡さは相変わらずか。 一方で一流の剣客を目指そうとする弥彦に、観柳の魔の手が・・・。
いよいよ観柳、本領発揮ですかね。 そして番神と外印も動くようで。
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松坂桃李が出ていると聞いたもんで、興味を持って見てみた『ツナグ』 今回は主人公・歩美の成長物語で、最後に突然死した両親と再会するのかと思ったら、違った。 祖母の口から両親の真相を聞き、最後にツナグで会うのは祖母だということで幕を閉じる。 最後は祖母からツナグを受け継ぐというところで幕が下りるんだけれども、 おくりびとのように、最後は家族と再会して葛藤を乗り越える・・・という結末の方がよかったかな。
ツナグに頼みに来る人はいろいろ葛藤を抱えて、濃かったなあと思ったんだけど、 一番は嵐と御園の関係。 やっぱり親友だからこそ、憎しみも生まれるというのかね。 結局御園は嵐の所業を知っていたのだろうか。 ツナグの歩美に伝えた御園のメッセージ以外、手掛かりを知る方法はないけれど、もしかしたら、『道路は凍ってなかった』というメッセージは真実だったのかもしれない。 結局真相は謎のままだけど、嵐はこのまま苦しみながら生きて、償いをしていかないといけないんだろうな・・・。 「ごめんなさい」と何度も死者の御園に謝るシーンは、見ててきりきり胸が痛んだ。 (そういえば『ROOKIES』で、新庄が泣きながら川藤を殴るシーンの時も胸が痛んだなあ。)
川藤と言えば、佐藤隆太演じる土谷が恋人に再会するシーン。 会いたくないという気持ちもわかる気がするなあ。 ともあれ、やらなくて後悔するより、やって後悔したほうがいいという御園の台詞が今回は当てはまる気がするよね。 会った時は喜んでいたけれど、切なくもあるねえ。 日向も土谷にツナグの形で会えて、本当に成仏できたような気がする。
どちらかというと主人公よりは、ツナグで死者に会いたがっている聖者の方が目立ったこの映画。 それでも面白いと言えば面白いかな。 『心で見なくては物事は見えない』 秋山の台詞にはどういう意味がこめられていたのやら。 星の王子さまにも似たようなセリフが出てくるけど、自分の頭で考え、そして行動するということなのかねえ。
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