民主党が2014年に消費税を引き上げる法案を閣議決定した結果、国民新党が分裂状態となっている。
消費税引き上げに反対する亀井静香氏は連立離脱を表明したが、郵政相の自見庄三郎氏は連立にとどまる・・・ということで、袂を分かつということらしい。 個人的には消費税引き上げにはまだ早いと考えているんで(所得税や法人税の伊地知引き上げで賄いながら考えるべきだと思う)、亀井氏の意見に賛成だが、国民新党は小政党。 いかに自分の意見を通しやすくするかを考えて、亀井氏も表明すべきと思うけど・・・(経験は長いからなあ) 元々国民新党は 外部:自主憲法制定 外国人参政権反対 内政:30兆円の公共投資と10兆円の減税を、5年間継続する計200兆円の積極財政(無利子非課税国債) 郵政民営化を凍結し、窓口サービス低下改善を狙う 特殊法人全廃 となっており、鳩山政権下では当時郵政省だった亀井氏が、企業の借金の猶予制度を通したりしている。 (なんでも、亀井氏の友人に自殺した中小企業の社長がいるんだとか。) いわゆる保守本流の政策と言ったところだろうが、おそらく消費税引き上げの是非で考え方が割れたのであろう。 この際選挙を行い、国民の是非を問うべきではなかろうか。 かねてから 『鍋党 ~再分配を重視する市民の会~(http://nabeparty744.blog111.fc2.com/)』 にたまに顔を出す僕。 累進課税を強化して金持ちから多く取って財源を重視し(そのために株主を優先する分離課税を廃止すべきと主張しているみたいだけど)、公共サービスの充実した『大きな政府』をビジョンとしているみたいなんだけど…。 最近思うのは 『大きな政府志向なら、国民の「官」に対する信頼性がないといけない』 ということ。 今の国民にそれがあるかと言えば、『No』だろう。 『世界』の論文で目を引いた主張は。 『マスコミや国民は、権力を批判しつつ「支える」、という理念を忘れている』という指摘。 まあ理論的にはそうなんだけどね。 自分の住んでいる選挙区から候補者を選び出し、当選させる。 演説会なり冠婚葬祭なりで政見と人柄を理解する。 批判すべきところは批判し、そのうえで将来のビジョンを示す。 それが必要かも。 短期的には、もう公務員削減が決まっていて、公共サービスの低下を懸念する人がいるけれど、 『スリムでかつ充実した公共サービス』 を示さないと、国民は納得しない気がする。 (まあ、「官は信頼できないが、公共サービスの質が低下するのは嫌だ」と言う人がほとんどだろうけど) それでスリムで機能的な官を見せ、かつ政治主導が機能して行かないと、 もはや袋小路な気がする。 今回のおまけ 星新一ショートショート『ある1日(『凶夢など30』より)』 |
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