清盛の同僚で友人でもあった佐藤義清。
藤原秀郷の9代目の子孫で、実家も裕福、北面の武士の肩書もあるエリート武士だった。 それが、1140年(保延6年)急に23歳で出家してしまう。 その後全国を旅し、短歌を残しながら1190年入寂する。 義清と待賢門院は一線を越えてしまい、それで出家するというわけだ。 西行になっても清盛とは親交を深めるという話。 もともと義清は妻子持ちでありながら、すべてを捨てて出家しているが、その理由は不明と言われてきた。 こういう人間関係のもつれで、世をはかなんで出家するということはあるかもしれない。 雅仁親王は元服するが、相変わらず歌に生きる毎日。 まさにうつけというべきか。 意外と織田信長に近い性格かもしれない。 さて、待賢門院に狼藉を働いた義清は、妥協を許さない頼長に問い詰められるが、 鳥羽院はなかったことにすると言い切る。 あるいみ鳥羽院にとって、待賢門院などどうでもよかったのだろう。 加えて、義清を敵視する頼長のたくらみも読み切っていたのであるまいか。 『美しく生きたい』という義清には、それが耐えられなかったのか。 人間の醜さに耐え切れなくなったのか。 ただ、後の西行が、松尾芭蕉や高杉晋作に影響を与えていることを考えると、 彼もまた、別の意味で面白く生きたのかもしれない。 ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ (山家集) キャスト 平清盛(平太) … 松山ケンイチ(幼少期:前田旺志郎) 平忠正 … 豊原功補 平家盛 … 大東駿介 平頼盛 … 西島隆弘 平時忠 … 森田剛 平盛国(鱸丸) … 上川隆也(幼少期:小林廉) 伊藤忠清 … 藤本隆宏 平盛康 … 佐戸井けん太 平維綱 … 尾美としのり 時子 … 深田恭子 明子 … 加藤あい 滋子(建春門院) … 成海璃子 秀子 … 海老瀬はな 須磨 … 駒塚由衣 宗子 … 和久井映見 平家貞 … 中村梅雀 平忠盛 … 中井貴一 平正盛 … 中村敦夫 源義朝 … 玉木宏 源為義 … 小日向文世 由良御前 … 田中麗奈 常盤御前 … 武井咲 鎌田通清 … 金田明夫 鎌田正清 … 趙和 源頼朝(語り) … 岡田将生 政子 … 杏 白河法皇 … 伊東四朗 舞子 … 吹石一恵 祇園女御 / 乙前 … 松田聖子 鳥羽上皇 … 三上博史 後白河天皇(雅仁親王) … 松田翔太 崇徳天皇 … 井浦新(幼少期:桑代貴明) 璋子(待賢門院) … 檀れい 堀河局 … りょう 得子( 美福門院) … 松雪泰子 御影 … 横山めぐみ 藤原忠実 … 國村隼 藤原忠通 … 堀部圭亮 藤原頼長 … 山本耕史 信西(高階通憲) … 阿部サダヲ 藤原家保 … 渡辺哲 藤原家成 … 国広富之 高階基章 … 平田満 藤原季範 … 山口良一 西行(佐藤義清) … 藤木直人 兎丸 … 加藤浩次(幼少期:前田航基) 朧月 … 隆大介 滝次 … 河原崎建三 国松 … 白倉裕二 時松 … 内野謙太 蝉松 … 原勇弥 荒丹波 … 八田浩司 麒麟太夫 … 須加尾由二 今回のおまけ 大河ドラマ「平清盛」オープニングテーマ曲(ピアノソロ |
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