今回のニューフェイス、山本耕史演じる藤原頼長。
和漢の書をよく勉強し、 『日本一の大学生(大学者)、和漢の才に富む』 と言われていたが、一方で苛烈で他人に厳しく、決して妥協しない性格から、 『腹黒く、よろづにきわどき人』 そして、 『悪左府』 と呼ばれていたと言われている。 (『左府』は左大臣。『悪』は『強い人、猛々しい人』の意味。) 当時は内大臣の位だが、1149年に左大臣に出世している。 彼の日記である台記によると、 理想は聖徳太子の『十七条憲法』による政治の一新にあったという。 ただ、律令や儒教の理念を重視して周りが読めず、孤立していく運命にあるのだが・・・。 それはまた別の話。 さて、平氏は伊勢に勢力を持っていたこともあってか、海への親しみがあったという。 平忠盛が後院領である肥前国神崎荘を知行して独自に交易を行い、舶来品を院に進呈して近臣として認められるようになったという。正確には密貿易だったため、ある意味では違法と取れるが・・・。 そこを頼長に目をつけられるわけだ。 方や源義朝は東国に勢力を広げ・・・といいたいところだが、当時はまだまだ無名であった。 土地は一応あったらしいけどなあ。 為義は忠実のみならず、頼長にも取り入るために、密貿易をチクる・・・。 小さいなあ。 清盛は呼び出され、理で問い詰められていく。 帳簿を比較して、神経質に糾弾していく。 いかにも行政手腕の高い彼らしい。 これに対して清盛は開き直ったかのような発言…。 ともあれ、現場を見ている人間とそうでない人間との差かねえ・・・。 融通の聞かない頼長ははねのけるが・・・。 清盛は無力さを実感し、いったん撤退する・・。 これがさらにコンプレックスを強めるわけか? 通憲と頼長。 後に対立する2人だが、王家を変えたいという思いは同じらしい。 ※キャスト 平清盛(平太) … 松山ケンイチ(幼少期:前田旺志郎) 平忠正 … 豊原功補 平家盛 … 大東駿介 平頼盛 … 西島隆弘 平時忠 … 森田剛 平盛国(鱸丸) … 上川隆也(幼少期:小林廉) 伊藤忠清 … 藤本隆宏 平盛康 … 佐戸井けん太 平維綱 … 尾美としのり 時子 … 深田恭子 明子 … 加藤あい 滋子(建春門院) … 成海璃子 秀子 … 海老瀬はな 須磨 … 駒塚由衣 宗子 … 和久井映見 平家貞 … 中村梅雀 平忠盛 … 中井貴一 平正盛 … 中村敦夫 源義朝 … 玉木宏 源為義 … 小日向文世 由良御前 … 田中麗奈 常盤御前 … 武井咲 鎌田通清 … 金田明夫 鎌田正清 … 趙和 源頼朝(語り) … 岡田将生 政子 … 杏 白河法皇 … 伊東四朗 舞子 … 吹石一恵 祇園女御 / 乙前 … 松田聖子 鳥羽上皇 … 三上博史 後白河天皇(雅仁親王) … 松田翔太 崇徳天皇 … 井浦新(幼少期:桑代貴明) 璋子(待賢門院) … 檀れい 堀河局 … りょう 得子( 美福門院) … 松雪泰子 御影 … 横山めぐみ 藤原忠実 … 國村隼 藤原忠通 … 堀部圭亮 藤原頼長 … 山本耕史 信西(高階通憲) … 阿部サダヲ 藤原家保 … 渡辺哲 藤原家成 … 国広富之 高階基章 … 平田満 藤原季範 … 山口良一 西行(佐藤義清) … 藤木直人 兎丸 … 加藤浩次(幼少期:前田航基) 朧月 … 隆大介 滝次 … 河原崎建三 国松 … 白倉裕二 時松 … 内野謙太 蝉松 … 原勇弥 荒丹波 … 八田浩司 麒麟太夫 … 須加尾由二 資遠 … 真島公平 |
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橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会が、国政への進出に『船中八策』を掲げているという話である。
もちろん坂本龍馬の船中八策にあやかった『維新八策』だが。 基本的には8つ。 1.統治機構の作り直し(参議院改革・廃止も視野。) 2.財政・行政改革(政党交付金削減・国会議員の定数削減等) 3.公務員制度改革(安定を望むなら民間へ、厳しくとも公の仕事を望むなら公務員へ ・価値観の転換等) 4.教育改革(首長の権限で第三機関を使って監視・教育委員会の廃止等) 5.社会保障制度(一生を通じての所得再分配・混合診療解禁による市場原理の導入等) 6.経済政策・雇用政策・税制(徹底した規制緩和・TPP交渉参加) 7.外交・防衛(日米にオーストラリアを加えた防衛等) 8.憲法改正(改正要件を3分の2から2分の1に変更・首相公選制等) もともと橋下氏は 『今の日本に必要なのは独裁だ。』 と言ってのけるあたり、ちょっと地方分権といっても眉唾だが。 (まあ国政は首相主導、地方は首長主導と言っているみたいだが。) いわゆる 『政策決定スピードアップ』と『責任者の明確化』を叫んでいるのかもしれないが、 同時にマイノリティーの意見をどう反映させるかも考慮に入れないといけない気がする。 さもなければ、『多数意見』のみが暴走してしまう。 その点で南日本新聞の社説のこのくだりは、的を得ている気がする。 南日本新聞 社説 : [維新八策] 既成政党は自己改革を http://www.373news.com/_column/syasetu.php?ym=201202&storyid=38670 だが、マニフェストとして有権者が選挙の判断材料にするには、粗すぎて不十分と言わざるを得ない。 まず、達成時期や財源措置などの工程表がない。経済政策では、これまでの成長戦略と一線を画する「既得権と闘う」成長戦略、規制緩和による新規参入の促進などを掲げているが、漠然としている。外交・安全保障分野も真新しさはない。 教育改革については、大阪府の松井一郎知事が府議会に提出した教育基本条例案に沿った改革を実施するという。教育行政を政治と住民が関与する形に転換する一方、教育への政治介入や職員らの管理強化が危惧されており、論議を呼びそうだ。 全体としては、個人、地域の自立を重視し、強力なリーダーシップによる国家経営を目指しているのが特徴だ。政局がらみの駆け引きに終始して、政策を前進させられない現在の政治の状況を考えれば、力強いリーダーに期待を寄せる人が増えるのは理解できる。 だが、リーダーの意思決定と実行の素早さを重視する体制は、権力者の足かせがなくなって暴走しやすい体制でもある。 維新の会の公約が正式発表までにどれだけ内容が精査され、説得力を持った政策に練り上げられるか注目したい。 (以下略) もともと橋下氏は、徹底した競争を主張する人間でもあるし。 冷静に見なければ。 今回のおまけ 青と赤と行きたかったけど、久しぶりに星新一で。 星新一ショートショート『鏡(ボッコちゃんより)』 |
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いよいよ始まった公判。
弓成は三木に最初謝罪するが、三木はひたすら『男に翻弄された悲劇の女性』を演じ、世間の同情を引く。 それを面白おかしく煽り立てる週刊誌。 ま、こうなるとマスコミも無責任だからなあ。 三木の夫もそれに加担し、更に女性活動家がそれの上乗せを行う。 いつの時代も情報公開と、それにまつわる内幕物と、これを利用する政治抗争はごった煮になりやすいようだ。 人間が感情と理性の両面を同居させているからねえ。 人間は、いつの時代もそんなものなのかも。 三木はどうやら、弓成に愛想を尽かし、徹底抗戦するつもりらしいが・・・。 弓成の写真を燃やしていたことを考えると。 一方で弓成と毎朝新聞は、政府の情報公開を徹底的に求める。 これはいい考えだと思うのだが・・・ 公判の途中で弓成が実家に帰っちゃうんだもんなあ。 もちろん三木も立てこもりだけど、肝心の本人が現実逃避してどうするよ。 気持ちはわかるけど。 それにしても山部はいい奴だ。 自分の仕事で忙しいのに弓成の事を気にかけてさ。 多少弓成とはやり方が違うものの、人情味はあるのね。 きちんと情報もつかむ。 それなりにやり手なわけだ。 それにしても妻の由里子は大変。 つくづく、『たまには休んでほしい』と思うけどな・・・。 P.S。このドラマの音楽は佐藤直紀なようです。 『三丁目の夕日』や『カーネーション』とは全然雰囲気違うな・・・。 ※キャスト 弓成亮太 … 本木雅弘 弓成由里子 … 松たか子 三木昭子 … 真木よう子 山部一雄 … 大森南朋 佐橋慶作 … 北大路欣也 司修一 … 松重豊 清原了 … 北村有起哉 金田満 … 遠藤雄弥 萩野孝和 … 梶原善 恵比寿史朗 … でんでん 荒木繁 … 杉本哲太 社長 大館智文 … 錦引勝彦 主筆 久留 … 吉田鋼太郎 安西傑 … 石橋凌 吉田孫六 … 升毅 山本勇 … 小松和重 林外務次官 … 石丸謙二郎 弓成正助 … 橋爪功 弓成しづ … 吉村実子 弓成洋一 … 今井悠貴 弓成純二 … 山崎竜太郎 八雲泰造 … 山本圭 八雲加世 … 高林由紀子 青山芙佐子 … 柴本幸 鯉沼玲 … 長谷川博己 三木琢也 … 原田泰造 大野木正 … 柳葉敏郎 高槻 … 伏見哲夫 坂元勲 … 吹越満 鳥井裕三 … 斎藤歩 松中雄也 … 眞島秀和 横溝宏 … 市川亀治郎 愛川輝一 … 大和田伸也 曽根川靖弘 … 本田博太郎 田淵角造 … 不破万作 福出赳雄 … 笹野高史 小平正良 … 柄本明 十時正春 … 伊武雅刀 井口捜査二課班長 … 小市慢太郎 森靖之 … 浅野和之 坂元千恵子 … 黒沢あすか 枝川清美 … ふせえり |
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