『結婚とは、男の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。』
『人生には正真正銘の本質的な価値などない。 人生はただ、欲望と幻影によって動きつづけるだけだ。』 ショーペンハウアー ずっと仕事に忙しくて、『生まれる。』も後半部を見れなかった。 ともあれ、やっぱり笑顔とハッピーエンドがお約束か。 一家のムードメーカーである浩二は、白血病が再発するも、生まれた子のHLAが同じであったため、移植手術を受けることが可能に。 もっとも、実際は免疫破壊時に感染症で感覚器に障害がおこるパターンが多いんだけどね。 とくに体に障害もなく、無事に治療した模様。 あの後、すぐに髪の毛はえたなあ・・・・。 (医師役がアンジャッシュの児嶋というのもねえ・・・。) そして、母の高齢出産。 高血圧や難産の障害を抱えつつも、特に障害もなく赤ん坊が生まれてきた。 奇跡は案外起こる・・・と言われてもね、ちょっとリアリティにかける終わり方。 まあ、それはそれでいいのかもね。 鬱展開もちょっと多かったし。 しっかしほんと楽天的だねえ。 家族が心配して駆け付けても、病院でのんきそうにポカリ飲んでいたり。 まあ、そういう楽天的な性格だからこそ奇跡をおこせたんでしょうなあ。 『床の間の似合うやつ』 だったからこそ。 そして、最後に家族全員が母親に感謝する。 クライマックスとしてはいいのかな。 「産んでくれて、ありがとう」 「育ててくれて、ありがとう」 「自分の母でいてくれて、ありがとう」 でも、この当たり前と流していたことが、感謝するものなのかもしれない。 ちなみに太一の父である中野、サツにつかまってました。 その後太一がパンを贈るというラストで結ばれていたけど。 あの先輩にしても中野にしても、健在で闇に生きる。という形で終わらせてほしかったけどね。 周りは変えられなかったけど、とりあえず家族が幸せなら良かったものと。 生き方、家族。 それが僕にとっては何を意味するかわからない。 「人生を高めたい者は常に苦悩する」とはショーペンハウアーの言だけど、 少なくとも、自分の求める生き方、自分の幸せは、医療人としての自分の中にも、家族としての自分の中にもない気がする。 これから、どうなるのかは僕もわからないけれど。 今回のおまけ Ayumi Hamasaki- A Song for XX |
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