秀吉は関白、さらには朝廷で最高位の太政大臣に就任し、名実ともに天下人となった。
そして豊臣を名乗る。 相変わらず面白がらぬ浅井三姉妹。 なぜか秀吉と会おうとしない茶々。 心境に変化にでもあったのだろうが、どうもそのプロセスがあいまい。 仇を取ろうとまで言っていたのに。 秀吉の『嘘の中の真』があると聞いて、逆に興味を持ったのであろうか。 そうした中で、『夜の逢瀬』とでもいうべき今回の一対一の出会い。 「ひょっとしたらこれが最後の逢瀬」と言い切る秀吉。 おちゃけた感じでも茶々に対する思いは真実。 それが秀吉の『嘘の中の真』と感じたのであろうか。 (しかし江、よくここがわかったな。 本当に狭い城やわ。) さて、ニューフェイス・京極高次。 最初は姉の龍子の話 「光秀方として戦ったが、負けた時姉を側室として差し出し切り抜けた」 と聞いて、『ダメ男』と切り捨てる初。 実際史実でも当時、姉の力で出世したと呼ばれ、『蛍大名』と陰口をたたかれていたとか。 とはいえ、彼がこののちに初の夫になるんだけどなあ。 しかも高次がなくなったとき、お初は出家する。 それだけ仲が良くなったということだから、男女の仲は分からない。 案の定、初めて会って一目ぼれをする初。 そこでまたまた葛藤するわけで・・・。 本当に人間の気持ちって、ころころ変わってかなわない。しかも曖昧ときた。 一応あきらめようとする初だが、遠く離れても気になってしょうがない。 いやはや。 江と同じで、実際に会わないとわからないことが多いわけだ。 さて、伴天連追放令を受けて洗礼を受けられなくなったたま。 のちの島原の乱や、外国の十字軍のように、宗教を名目に戦を起こすパターンは数知れない。 それでも江の力添えで、なるあたりは、さすが。 さて、江。 秀勝に恋をするものの、今回の九州攻めで没収される領地。 実際にはこの2年後、敦賀城5万石を引き継ぐが、これものちに大谷吉継に引き継がれている。 どうも領地には縁がないらしい。 貧乏暮らしをするのかねえ、江は。 それでも、人の愛情があれば事足りるのだろうか。 とはいえ、男の気持ちはころころ変わる。 それでも、秀勝は江の一途さにひかれ、江も秀勝のさわやかさにひかれる。 男女がお互いを思いやる心、どうなんだろうか。 だんだん龍子、三姉妹の相談役としてのポジが確立してきて、いいキャラ立ちになってきています。 人生経験豊富なんでしょうなあ。 千利休が途中で切腹するから、より重要な立場になっていくのだろう。 今回のおまけ 大河ドラマ「新選組!」のテーマ |
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