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『黒い雨』を思う1週間。 その5
東京で行う新人研修のために、昨日関東へ移動しました。
とりあえず関東は、計画停電以外は電気も水道もガスも普通通り。(いくつかの出し物は中止になったようだが。)

あの日以来、家族は『津波みて以来、海に行けなくなったし、津波の悪夢を見た』とのこと。
僕はそれほどでもない。
地震が起きた当時、テレビで津波を見た時こそビビったが、それから二週間も経つとなんということもない

もちろん僕は比較的被害が小さい場所にいたんで、震災の被害者の手助けもしたいとは思っている。
今できることは募金ぐらいかもしれないが。

ちなみに僕も悪夢を見るが、それは『人』にかかわるものが多い。
親しい人と仲が悪くなったり、喧嘩した相手の頭蓋をぶち割ったり・・という夢が多い。
なぜかあれは流れないが。
それだけ、人を恐れて、そして、心の底から憎んでいるということか。
北条時宗の時頼じゃないけど、『災害は恐ろしいが、人の心はもっと凄まじい』という思いが、頭ではなく感覚で染み付いているのか。

ところで、僕は

『弱き人間に無私の心は持てない。理想を求めても結局は自らの利害得失で動く』

という考えを持っていた。
今回の一件で 様々な人に助けられ、その考えが少し揺らいでいるのに気がついた。
どちらが正しいのかはまだわからないが、ただ、次の小説の一節は確かだと思う。


『事件がなければ、人と人との結びつき、信頼感の盛り上がりようがない。ぬるま湯のなかで口先だけで信頼を叫んだって、何も身につかない。外敵あってこそ結合がうまれる。』
星新一著『いい上役(未来いそっぷより)』


さてアンケート。

このブログ初期のほんわかした僕と、現在の影のある僕とどちらがいいですか?

今回のおまけ
Eagles 『Desperado』
Desperadoとは『ならず者、とくに19世紀のアメリカ西部の無法者』のことだとか。
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【 2011/03/30 12:35 】

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