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東京で行う新人研修のために、昨日関東へ移動しました。 とりあえず関東は、計画停電以外は電気も水道もガスも普通通り。(いくつかの出し物は中止になったようだが。)
あの日以来、家族は『津波みて以来、海に行けなくなったし、津波の悪夢を見た』とのこと。 僕はそれほどでもない。 地震が起きた当時、テレビで津波を見た時こそビビったが、それから二週間も経つとなんということもない。 。 もちろん僕は比較的被害が小さい場所にいたんで、震災の被害者の手助けもしたいとは思っている。 今できることは募金ぐらいかもしれないが。
ちなみに僕も悪夢を見るが、それは『人』にかかわるものが多い。 親しい人と仲が悪くなったり、喧嘩した相手の頭蓋をぶち割ったり・・という夢が多い。 なぜかあれは流れないが。 それだけ、人を恐れて、そして、心の底から憎んでいるということか。 北条時宗の時頼じゃないけど、『災害は恐ろしいが、人の心はもっと凄まじい』という思いが、頭ではなく感覚で染み付いているのか。
ところで、僕は
『弱き人間に無私の心は持てない。理想を求めても結局は自らの利害得失で動く』
という考えを持っていた。 今回の一件で 様々な人に助けられ、その考えが少し揺らいでいるのに気がついた。 どちらが正しいのかはまだわからないが、ただ、次の小説の一節は確かだと思う。
『事件がなければ、人と人との結びつき、信頼感の盛り上がりようがない。ぬるま湯のなかで口先だけで信頼を叫んだって、何も身につかない。外敵あってこそ結合がうまれる。』 星新一著『いい上役(未来いそっぷより)』
さてアンケート。
このブログ初期のほんわかした僕と、現在の影のある僕とどちらがいいですか?
今回のおまけ Eagles 『Desperado』 Desperadoとは『ならず者、とくに19世紀のアメリカ西部の無法者』のことだとか。
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