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原発に替わる代替エネルギーは? その2
前回の続き。
原発に替わるクリーンで効率的なエネルギーを探してみます。


原発に代わるクリーンな代替エネルギーとしては、風力や太陽電池などの天候に左右されやすいものを除けば、主に次の2つがあるという。

地熱発電:地熱によって発生した天然水蒸気で発電する
長所: 燃料を必要とせず、無公害(電中研レビューより)。
     地熱の枯渇が少ない。(日本やフィリピンのような火山国ならなおさら)

短所: 探査・開発に比較的長期間かかる。
    火山噴火などの火山関連の被害にあいやすい。


波力発電:波の力で発電する
長所:発電量が比較的多い(単位面積当たり太陽光の20~30倍、風力の5倍)
短所:水中に設置するためコストがかかる。
    荒天によって壊れやすい。


他に潮の干満によって発電する『潮力発電』もあるが、日本では残念ながら設置する場所が少ないとか。

仮に『脱原発』を掲げ、原発の停止と解体を進めていく(完全停止には時間がかかるが)なら、この2つのエネルギー開発を中心に進めていくべきだと思う。

そのうち地熱を勧めていくうえで問題があるのは、

『候補地の多くが国定公園や温泉観光地となっているため、地域住民の反対が少なくない』

ということ。
(例えば、2008年に群馬県嬬恋村に地熱発電設置案が出たが、その場所が草津温泉に近かったため反対が出ている)
なるべく人の手の入らない所で地熱発電を開発するしかないのか。
環境破壊しない程度に地熱発電を対策し、エネルギーとして利用するのがいいのかもしれない。
フィリピンのように『地熱発電大国(国内総発電量の4分の1が地熱発電)』を目指せとは言わないが、出来る限り資源は利用すべきだろう。(我ながら苦しいまとめ方)

次に、波力発電。
今までも山形県の酒田港北防波堤等で実験を行われているらしいが、発電装置が天候によって壊れやすいという。
装置を頑丈にするほか、リアス式海岸や埋め立て地等、様々な場所に設置して、装置の安定性と発電量を確認し、どの場所が適切か考えていく方法はあると思う。
2009年にポルトガルで2.25MWの(約1500世帯を賄える)発電ができたという話だが、それを目標に開発や試行錯誤を繰り返していくべきだろう。(これに携わる企業には援助すべきではあるまいか。)
もちろん、省エネ運動も並行して、これらの代替エネルギーは開発されるべき。


『怒りにはいつも理由があるが、正当な理由はめったにない』
これはフランクリンの言。
基本的に怒りにも種類があって
『ひどい仕打ちを受けた相手に「かっとなる」怒り』(これは古い脳の扁桃核と呼ばれる部分から発する。)
『不公平や不正義に対する怒り、あるいは冷徹な復讐心等の「計算された」怒り』(これは新皮質、つまり新しい脳から発する)
理由のある怒りは後者であることが多い。
オピニオンを始めてからほぼ1年半たつけど、鍋党にも参加しこなれていくにつれて『激情で』戦うべき時と、『激情と』戦うべき時があると最近感じ始めている。
感情に流されて、個人(無いし為政者?)を馬鹿呼ばわりや無能呼ばわりする人格攻撃に陥らないようにするためには、ある程度『激情と』戦うことも必要。
批判を人格攻撃でない有効なフィードバックとするためには『AしたのでBになった、Cすればよかった』という具体的なアドバイスを作らないと。
ただし、オピニオンを書くときのエネルギーとしては『激情から』引っ張り出す。
人間(自分も含めた)と世の中に対する憎しみのありったけを解放させて。

これが今のところの自分の流儀。

まあ、今回はフィードバックとしては苦しかったか。
もう少し有効な方法があったら知りたいところです。


今回のおまけ
星新一ショートショート 『不眠症』 ほか
人生の三分の一は眠り・・・。
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テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース

【 2011/03/22 21:18 】

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原発にかわる代替エネルギーは? その1
福島での原発事故が長引くにつれ、世界でも『脱原発』の動きがちょっと息を吹き返していると聞く。
おそらく日本でもこれを機に脱原発の動きが出てくるのだろうが、問題となるのは原発に代わる代替エネルギーだろう。
現行の風力や太陽電池は、発電量が天候に左右されやすい。
そこで、原発の長所と問題点を検証しつつ、原発に替わる発電を探してみようと思う。

原子力発電は、言うまでもないことだが、核分裂の時のエネルギーでタービンを回して発電するという方法。
日本において原子力発電は55基、出力数は49487kw。
つまり計算上、1基につき約900kw発電している。

原子力の長所と短所をそれぞれあげると。

長所
・放発電時に地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出しない]。
・ウラン供給国は政情の安定した国が多い。
・窒素酸化物や硫黄酸化物を排出しない。
・放射性廃棄物の処理および廃炉に要する燃料費を考慮しない場合、発電コストに占める燃料費の割合が他の発電方法に比べ極めて低いため、燃料価格が上昇してもトータルの発電コストが上昇しにくい。
・核燃料の交換頻度が低い事や核燃料物質の国際的な入手ルート・価格がほぼ確立し安定している為に、化石燃料型の発電に比べて相対的に安定した電力供給が期待できる。
・発電量当りの単価が安いため経済性が高い。
・核燃料サイクルの確立により核燃料物質の入手に関わる制約が圧倒的に緩和できる。
・技術力がある、と国際的にアピールできる。
・優秀な原発技術は海外へ売り込むことができる]。
・海水からのウラン採取が実現すれば燃料はさらに豊富となる。
・日本では、原子力発電所ができると地元には一定の雇用が期待できるほか、電源立地地域対策交付金などの電源三法交付金、固定資産税、法人税などの税収も確保できる。


短所
・放射線への対処が必要となる。
・重大事故が発生すると周辺環境に多大な被害を与え、その影響は地球規模に及ぶ。
国土が狭い日本において、一旦チェルノブイリ級の事故が発生した場合、放射性物質による国土の汚染は日本国内の非常に広範囲に及ぶ。
・放射性物質であり生物化学的な毒性もある放射性廃棄物が発生する[80]。
・放射性廃棄物の処分問題
・原子炉の解体処分にともない、低レベル放射性廃棄物に相当する廃棄物が大量に発生するため、これらの処分方法が課題となっている。
・発電施設および核廃棄物へのテロリズムの危険。
・ウラン資源の可採埋蔵量に由来する資源枯渇問題
・軍事転用の問題
天然ウランから核燃料を作る工程で発生する劣化ウランは劣化ウラン弾として使用可能。
・通常停止の場合、停止までの所要時間が長い。
・海水を使用する場合、立地場所が限定される。
・海岸沿いに作られると、津波の被害を受ける可能性がある。
・後進国や発展途上国で原発が建設された場合、安全性が懸念される



一番のポイントは

『原子力発電は、二酸化炭素や窒素酸化物・硫黄酸化物を排出しない』

原子力で二酸化炭素排出量を抑えられる、という意見もうなずけるといえばうなずける。(水力はダムをつくらないとだめだし、火力は化石燃料で発電するから二酸化炭素を排出する。)
しかし、原子力は安全性が問題となっている。
つまり、原子力の長所(特にCO2無排出)を持ち、短所の少ない発電を中心にエネルギーを切り替えていけばよいのではないか。

いったんここで、切ります。
代替エネルギーに関しては次の機会に。

今回のおまけ
グレートありがとウサギ
まーたけったいなブツを・・・
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【 2011/03/22 13:18 】

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