fc2ブログ

『黒い雨』を思う1週間 その3
電気が元に戻ったのは、地震が起きてから2日後だったのですが、
停電時は大変でした。
夜になると明るくするのが大変で…。
とりあえず、祖父の葬式の時にもらった電池式蝋燭と、太いろうそく2つを用いて、なんとか夕食にはあり付けましたが。
就職を控えて朝方の生活に切り替えようという結論になり、この日から午後10時に寝て朝6時には起きる、という風に生活のサイクルを改造しよう、ということになりました。

電気も水道もガスも止まった地震後の次の日。
自宅から30キロほど離れた小学校に給水にいったのですが、そこにはすでに500人ほどの長蛇の列が。
挙げ句1トン程度のかわいい給水車しか来ず、それも来た人の容器に合わせて好きなだけくめるという状況でした。
僕は整理券だけもらって帰りましたが、母は7時間待たされ、挙げ句水切れ。
まっていた客から『ばっかやろー』という罵声怒号がとんだとか。

水もとまったトイレにひねり出さないようにするため、僕は『ストッパ(下痢止め)』をその日二回服用しました。
その日は案の定出なかったり。(食事量が少なかったこともあったが。)
ブログパーツ アクセスランキング

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村



ブログランキング

ドラマQ

テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース

【 2011/03/23 22:14 】

| 日々の生活(SPIRIT) | コメント(0) | トラックバック(0) |
原発に替わる代替エネルギーは? その2
前回の続き。
原発に替わるクリーンで効率的なエネルギーを探してみます。


原発に代わるクリーンな代替エネルギーとしては、風力や太陽電池などの天候に左右されやすいものを除けば、主に次の2つがあるという。

地熱発電:地熱によって発生した天然水蒸気で発電する
長所: 燃料を必要とせず、無公害(電中研レビューより)。
     地熱の枯渇が少ない。(日本やフィリピンのような火山国ならなおさら)

短所: 探査・開発に比較的長期間かかる。
    火山噴火などの火山関連の被害にあいやすい。


波力発電:波の力で発電する
長所:発電量が比較的多い(単位面積当たり太陽光の20~30倍、風力の5倍)
短所:水中に設置するためコストがかかる。
    荒天によって壊れやすい。


他に潮の干満によって発電する『潮力発電』もあるが、日本では残念ながら設置する場所が少ないとか。

仮に『脱原発』を掲げ、原発の停止と解体を進めていく(完全停止には時間がかかるが)なら、この2つのエネルギー開発を中心に進めていくべきだと思う。

そのうち地熱を勧めていくうえで問題があるのは、

『候補地の多くが国定公園や温泉観光地となっているため、地域住民の反対が少なくない』

ということ。
(例えば、2008年に群馬県嬬恋村に地熱発電設置案が出たが、その場所が草津温泉に近かったため反対が出ている)
なるべく人の手の入らない所で地熱発電を開発するしかないのか。
環境破壊しない程度に地熱発電を対策し、エネルギーとして利用するのがいいのかもしれない。
フィリピンのように『地熱発電大国(国内総発電量の4分の1が地熱発電)』を目指せとは言わないが、出来る限り資源は利用すべきだろう。(我ながら苦しいまとめ方)

次に、波力発電。
今までも山形県の酒田港北防波堤等で実験を行われているらしいが、発電装置が天候によって壊れやすいという。
装置を頑丈にするほか、リアス式海岸や埋め立て地等、様々な場所に設置して、装置の安定性と発電量を確認し、どの場所が適切か考えていく方法はあると思う。
2009年にポルトガルで2.25MWの(約1500世帯を賄える)発電ができたという話だが、それを目標に開発や試行錯誤を繰り返していくべきだろう。(これに携わる企業には援助すべきではあるまいか。)
もちろん、省エネ運動も並行して、これらの代替エネルギーは開発されるべき。


『怒りにはいつも理由があるが、正当な理由はめったにない』
これはフランクリンの言。
基本的に怒りにも種類があって
『ひどい仕打ちを受けた相手に「かっとなる」怒り』(これは古い脳の扁桃核と呼ばれる部分から発する。)
『不公平や不正義に対する怒り、あるいは冷徹な復讐心等の「計算された」怒り』(これは新皮質、つまり新しい脳から発する)
理由のある怒りは後者であることが多い。
オピニオンを始めてからほぼ1年半たつけど、鍋党にも参加しこなれていくにつれて『激情で』戦うべき時と、『激情と』戦うべき時があると最近感じ始めている。
感情に流されて、個人(無いし為政者?)を馬鹿呼ばわりや無能呼ばわりする人格攻撃に陥らないようにするためには、ある程度『激情と』戦うことも必要。
批判を人格攻撃でない有効なフィードバックとするためには『AしたのでBになった、Cすればよかった』という具体的なアドバイスを作らないと。
ただし、オピニオンを書くときのエネルギーとしては『激情から』引っ張り出す。
人間(自分も含めた)と世の中に対する憎しみのありったけを解放させて。

これが今のところの自分の流儀。

まあ、今回はフィードバックとしては苦しかったか。
もう少し有効な方法があったら知りたいところです。


今回のおまけ
星新一ショートショート 『不眠症』 ほか
人生の三分の一は眠り・・・。
ブログパーツ アクセスランキング

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村



ブログランキング

ドラマQ

テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース

【 2011/03/22 21:18 】

| 主張・雑感(SPIRIT) | コメント(0) | トラックバック(6) |
原発にかわる代替エネルギーは? その1
福島での原発事故が長引くにつれ、世界でも『脱原発』の動きがちょっと息を吹き返していると聞く。
おそらく日本でもこれを機に脱原発の動きが出てくるのだろうが、問題となるのは原発に代わる代替エネルギーだろう。
現行の風力や太陽電池は、発電量が天候に左右されやすい。
そこで、原発の長所と問題点を検証しつつ、原発に替わる発電を探してみようと思う。

原子力発電は、言うまでもないことだが、核分裂の時のエネルギーでタービンを回して発電するという方法。
日本において原子力発電は55基、出力数は49487kw。
つまり計算上、1基につき約900kw発電している。

原子力の長所と短所をそれぞれあげると。

長所
・放発電時に地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出しない]。
・ウラン供給国は政情の安定した国が多い。
・窒素酸化物や硫黄酸化物を排出しない。
・放射性廃棄物の処理および廃炉に要する燃料費を考慮しない場合、発電コストに占める燃料費の割合が他の発電方法に比べ極めて低いため、燃料価格が上昇してもトータルの発電コストが上昇しにくい。
・核燃料の交換頻度が低い事や核燃料物質の国際的な入手ルート・価格がほぼ確立し安定している為に、化石燃料型の発電に比べて相対的に安定した電力供給が期待できる。
・発電量当りの単価が安いため経済性が高い。
・核燃料サイクルの確立により核燃料物質の入手に関わる制約が圧倒的に緩和できる。
・技術力がある、と国際的にアピールできる。
・優秀な原発技術は海外へ売り込むことができる]。
・海水からのウラン採取が実現すれば燃料はさらに豊富となる。
・日本では、原子力発電所ができると地元には一定の雇用が期待できるほか、電源立地地域対策交付金などの電源三法交付金、固定資産税、法人税などの税収も確保できる。


短所
・放射線への対処が必要となる。
・重大事故が発生すると周辺環境に多大な被害を与え、その影響は地球規模に及ぶ。
国土が狭い日本において、一旦チェルノブイリ級の事故が発生した場合、放射性物質による国土の汚染は日本国内の非常に広範囲に及ぶ。
・放射性物質であり生物化学的な毒性もある放射性廃棄物が発生する[80]。
・放射性廃棄物の処分問題
・原子炉の解体処分にともない、低レベル放射性廃棄物に相当する廃棄物が大量に発生するため、これらの処分方法が課題となっている。
・発電施設および核廃棄物へのテロリズムの危険。
・ウラン資源の可採埋蔵量に由来する資源枯渇問題
・軍事転用の問題
天然ウランから核燃料を作る工程で発生する劣化ウランは劣化ウラン弾として使用可能。
・通常停止の場合、停止までの所要時間が長い。
・海水を使用する場合、立地場所が限定される。
・海岸沿いに作られると、津波の被害を受ける可能性がある。
・後進国や発展途上国で原発が建設された場合、安全性が懸念される



一番のポイントは

『原子力発電は、二酸化炭素や窒素酸化物・硫黄酸化物を排出しない』

原子力で二酸化炭素排出量を抑えられる、という意見もうなずけるといえばうなずける。(水力はダムをつくらないとだめだし、火力は化石燃料で発電するから二酸化炭素を排出する。)
しかし、原子力は安全性が問題となっている。
つまり、原子力の長所(特にCO2無排出)を持ち、短所の少ない発電を中心にエネルギーを切り替えていけばよいのではないか。

いったんここで、切ります。
代替エネルギーに関しては次の機会に。

今回のおまけ
グレートありがとウサギ
まーたけったいなブツを・・・
ブログパーツ アクセスランキング

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村



ブログランキング

ドラマQ

テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース

【 2011/03/22 13:18 】

| 主張・雑感(SPIRIT) | コメント(4) | トラックバック(5) |
慟哭 ~江・わかれ~
賤ヶ岳の戦が始まるものの、城内の浅井三姉妹はどこかのんき。
三姉妹の好きな色を母がいい当て、母と三姉妹は最後の和やかな時間を過ごす。
明から暗への転落というのかねえ…。
それはそれでストーリーとしてはいいのかも。

さて、賤ヶ岳の戦。
史実では、最初は柴田勝家の軍勢が有利だったらしいが、
家康は高みの見物で、秀吉が勝つことを見抜いていたようだ。
秀吉は美濃がえしと呼ばれた機動力で、勝家の軍勢を混乱させ、退却させる。
数の問題に加えて、背景には勝家の人使いの甘さがあった。
腹心の佐久間信盛の命令違反を許したほか、最初は味方の意を表明していた前田利家を戦線離脱させる(理由に諸説あり)など、どうもお人よしが災いした感じが否めない。


北ノ荘城に逃げ、死期を悟った勝家。
お市と三姉妹は逃そうとするものの、お市は城に残る決意をする。

今回のドラマでは、市を側室に迎え入れようとする秀吉に対する無言の抵抗として描かれていたが、史実でも秀吉を毛嫌いしていたあたり、この可能性はある。
ともあれ、残された子供達は辛い思いだろう。
当時女性は12歳で成人とみなされ、結婚できたという話だが。

市は『女の戦は生きること』と言っていたけど、今回は「長政と共に死んだも同じ」ということらしい。
ちょっと強引な気もするが。


北ノ荘の爆発。慟哭する三姉妹。
秀吉に引き取られて、三姉妹の葛藤が始まるみたいだが、どうなるやら。

辞世。

さらぬだに うちぬるほども 夏の世の 別れを誘う 不如帰かな 市

夏の夜の 夢路はかなき 後の名を 雲井にあげよ 山ほととぎす 勝家



市37歳、勝家62歳。

今回のおまけ
吉俣良 - 空から降る一億の星 OST
ブログパーツ アクセスランキング

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村



ブログランキング

ドラマQ

テーマ:大河ドラマ 江 - ジャンル:テレビ・ラジオ

【 2011/03/21 14:28 】

| 大河ドラマ 江 ~姫たちの戦国~ 感想(SPIRIT) | コメント(2) | トラックバック(12) |
『黒い雨』を思う一週間 その2
『私は裸で母の胎を出た。
裸でそこに帰ろう。
主は与え、主は奪う。
主の御名はほめたたえよ』
旧約聖書・ヨブ記1章、21節



とりあえず公園で用を足し、手近の学校で休憩を。
途中、こちらに引っ越したばかりの親子連れに会って、子供が雪にぬれないように気遣いながら、休憩所に入りました。

ストーブに暖まりつつ、ラジオから情報を聞いてみると、マグニチュードが8以上、震度が6弱とのこと。なぜ地殻変動がこれだけ大きくなったのかは不明だとか。
厄介だな、と思いつつ、今夜はここでも一夜を過ごせそうと思い、配給された乾燥芋やスナック菓子、コンソメスープのご馳走になっていました。

薄暗いけど広い部屋で、寝そべっていたところ、親から電話が入りました。
『一旦自宅に戻ってほしい』

とのこと。
ちょっと迷いましたが、体育館で用を足し(水は少し流れていました。)40分かけて戻ることに。

家に帰ると案の定、玄関の花瓶が倒れて水があふれている状態に。
でも幸い、割れていませんでした。

電気もつかないので、スリッパをはいて手探りで懐中電灯を探し、手回し充電式の電灯を探し当て、明かりをつけながら呻吟することに。
台所を見たところ、案の定ぐじゃぐじゃだったのですが、幸い、割れた食器はほんのわずか。
食器棚も倒れていませんでした。
一応防災用のつっかい棒をつけてたけど。
(ちなみに、つっかい棒だけだと揺れの時にそこだけ圧力がかかり、棒が外れる恐れがある。古着などを詰めた段ボールを間に挟むことで、力が分散されて倒れにくくなる)

台所につけていたカーテンの棒も外れ、花瓶にしていたコカコーラのグラスに激突。・・・。したんだけど、造花によって衝撃が吸収され、やはり無事でした。
テレビも、薄っぺらいプラズマ式のテレビなんだけど、倒れずに無事。

そんな折、母から電話が。
『祖母は無事で、小学校の避難所に避難している』との連絡が。
祖母は、無事でした。
地震が起きた時、ベッドの上でヘルパーにマッサージを受けており、天井には電球のような落ちるものもなかったということらしいです。
実際天井も電球も落ちず、デイケアセンターを後にした後、小学校の避難所で待機していたそうです。

その後、
自分の第一声が「心配したんだよ、連絡もないから。」だったのを、昨日のことのように覚えています。

家族全員で自宅に戻り、懐中電灯を動かしながら、母は早速飼い猫を探し求める羽目に。
僕はあまり熱心には探さなかったです。相変わらず冷めた親不孝者・・・。

気がつくと、祖母のベッドの下に、みゃあちゃんがいました。
地震が起きた時、リビングのテレビ近くにいたのが、あわててとび下り、ベッドの下で震えていたようです。


祖母も、飼い猫も、食器も皆無事でした。
今回ばかりは、神に感謝、という感じです。
『苦しい時の神頼み』と言ったところだけど。


続く

拍手のお返事
拍手ありがとうございます。
ホント、自分はともかく家族はどうなるかと思って、当日ははらはらし通しでしたよ。
3月末には会社の新人研修のために東京に向かいますが、
戻ってきたとき、街が活気づいていることを切に祈っています。
(ガスが元に戻るのにはかなりの時間がかかるみたいだけど。)

今回のおまけ

ブログパーツ アクセスランキング

にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村



ブログランキング

ドラマQ

テーマ:東北地方太平洋沖地震 - ジャンル:ニュース

【 2011/03/20 20:52 】

| 日々の生活(SPIRIT) | コメント(2) | トラックバック(2) |
前ページ | ホーム | 次ページ