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格差是正と税収を両立させる方法 ~所得税~
民主党の比例選出の16人が小沢氏の処分に不満があるとして、会派離脱届を出してきた。

もともと『裁判が終わるまでの党員資格停止』は、世論にも小沢一派にも配慮した妥協案だと思うのだ。
鳩山政権の頃に小沢氏に疑惑が持ち上がって何もしなかったとき、『党の自浄能力云々』と騒ぎたてられていたのだから。
16人はできれば機嫌をとりなおしてほしいと思っている。

そして何より大事なのは、政策や理念を語ること。
今の状態じゃ傍目には単なる内輪もめにしか映らない。
『国民の生活云々』『公約を誠実に実行』でもいい、大雑把でいいから政策や理念を語ることが急務だろう。
『これが正しい』と思えるものを語ればいい。


執行部にも注文がある。
もう少し小沢一派とも妥協してほしい。
小沢氏を副総理などのポジションで閣内に取り込んだり、妥協案はいくらでもあると思うのだ。
そして、先の衆院選のマニフェストをなるべく忠実に実行していくこと。

小沢氏自身、『マニフェスト修正』を批判している。
真意はともかくとして(というより、常に揺れ動いて迷う人間の真意を一概に言いきること自体ナンセンスだと思うが)、言を文字通りに受け取ればごもっとも。マニフェストは忠実に実行していくべきだが、今はねじれ国会だから、張り合ってばかりでは何も通らない。
その時に野党の要求に合わせて、マニフェストを修正したり実行断念していけばいいのだ。


さて、財源をどうするか。
消費税はあくまでも最後の手段だと、繰り返し言っておく。(福祉大国のスウェーデンでも、食料品の消費税は6パーセント程度だし)
その前に『所得税の増税』や『相続税の増税』など、手段はある気がする
押してもだめなら引いてみろである。
今回は所得税について語ってみようと思う。

所得税というのは一言でいえば、個人の所得にかかる税金。
高所得者ほど多く取る仕組みになっていて、現在の最高税率は40%(6段階)


195万円以下 5%
195万円超 10%
330 〃 20%
695 〃 23%
900 〃 33%
1800 〃 40%


となっている。

しかしながらかつては、所得税の最高税率は70%になっていた時があった。(1974年~1984年)
累進課税も細かく、20段階となっていた。

60万円以下 10%
60万円超 12%
120 〃 14%
180 〃 16%
240 〃 18%
300 〃 21%
400 〃 24%
500 〃 27%
600 〃 30%
700 〃 34%
800 〃 38%
1000 〃 42%
1200 〃 46%
1500 〃 50%
2000 〃 55%
3000 〃 60%
4000 〃 65%
6000 〃 70%
8000 〃 75%


個人的には所得税の最高税率を1974年当時に戻し、再分配を促進すれば、税収と格差是正を両立できるのではないかと思っている。

ただ、2007年の財務省調査によれば実際の所得税負担率は、所得が1~2億円の納税者(26.5%)がピークになっていて、それ以上の高額納税者は逆に下がり、所得100億円以上では14.2%となっているとか
東京大学名誉教授の神野直彦氏によれば、これには株や土地の所得には『分離課税』とよばれて累進課税の対象外になっていることが大きいという。
そして、高所得者ほど株や土地が多いと。

(3月10日:グラフ追加(神野直彦著『財政の仕組みがわかる本』より)。)
所得と分離課税


だとすれば、分離課税を廃止して土地や株も累進課税の対象に入れていくこともまた、格差是正と税収増加を両立させていくうえで大事だと思う。

『所得税の最高税率を75%に戻す(累進も20段階、あるいはそれ以上にする)』
『分離課税の廃止』

+番号制導入(先の衆院選マニフェストにもあったが)、格差是正と税収増加を両立できる三点セットだと思うのだ。



『よきリーダーシップ』とは何か?
とふと思ったことがある。辞典でも『統率者としての能力』としか書いていないし。

『村野瀬玲奈の秘書課広報室』の村野瀬さんに聞いたところ

リーダーシップ: 本来は、そして、日本以外の国では、その豊かな見識や公正で立派な態度のゆえに国境や立場を越えた大勢の人々が自然に敬愛し、信頼する人の性格。一方、日本では、相手が嫌がることを相手の合意もなく大した議論すらなく力ずくで相手に強制することを自分に与えられた使命だと頑強に信じ込んでいる、日本の国境を越えた敬愛を得られない人の性格のこと。

・・・性格じゃなくて能力だと思うけどな。
まあいいや、要は『人を支配する技術ではなく、説得する技術』が『よきリーダーシップ』ということですよね。
その観点からすれば、確かに橋下府知事や河村市長は『モンスター首長』と呼ばれても仕方なかろう。
僕は大阪の人間でも名古屋の人間でもないし、あまり詳しくは知らないが、彼らの政策を知らずに流される前に一歩立ち止まって考えるべきでは、と思う。
『子供手当』がバラマキであり、『市民税一律10%減税』はバラマキではないのか?
『バラマキとは何か』等など。

正直僕は『庶民』でも『市民』でもないと思っている。(自分でもそうは思いたくないし、言われたくもない)
やっぱり激情家であり、さもなければ土方よろしく『茨垣(バラガキ)に近いもの』であるような気がするのだ。(そっちの方を目指したい)
触れると刺し、焼きつくすような。
影響はどれだけ与えられるかわからない。(僕自身は結構影響を受けてはいるけれど)
それでも、語りたいから語る、ただそれだけ。

今回のおまけ
星新一ショートショート 『調査』

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テーマ:民主党・菅直人政権 - ジャンル:政治・経済

【 2011/02/19 14:44 】

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