鳩山総理、辞任・・・。ぼくは研究室でパソコンを立ち上げる時、真っ先に『あらたにす』を立ち上げる習性があって、このニュースは真っ先に耳に入った。
心の奥底で、こぶしを机にぶつけた。
ぼくに言わせればまだまだ早かった。
参院選で審判を受けて、負けたら辞任、ということにしてほしかった。(さもなければ辺野古移設を表明した時に辞任するとか)
タイミングというのは本当に大事。
まあ、いまさら言ってもしょうがないけれど。
名家の生まれ、多少優柔不断な点は、細川護熙(非自民連立内閣元総理 八党連立というガラス細工のような内閣であった。)と重なる。やはり世襲、将に将たる器ではなかったということか。
後任は誰だかわからないけれど(菅氏が有力らしい。この人は非世襲)、羽田内閣の二の舞にならないことを祈る。
(八党連立から旧社会党が抜け出し、2カ月で総辞職したからなあ。)
ついでなのか何なのか、小沢氏も辞任。
やはり『政治とカネ』疑惑が多いからまずいということか?
やましいことがないなら堂々としているほうがいいと思うが。
彼の体育会系式の統率で党がまとまっている、という意見も少なくないし。
(李下に冠を正さず、か?)
今回の一件、選挙至上主義だという批判はわかる。
ただ、この人たちに言わせると、
「選挙に勝って政権を取らなければ、どんな崇高な政策も理念も実現できない。」
「戦でいえば首を取られるようなもの」ということだと思う。
もともと永田町には、
『猿は木から落ちても猿だが、政治家は落ちたら只の人』という言葉があって、角さんの秘蔵っ子である小沢氏は、特にその考えが強い人ではないかと思っている。
こういう現実路線を肝に銘じつつ、なるべく理想的な手法(政策・論争重視。実現させるための根回しも大事だけど。)をとれるかどうかが、これからの党の課題ではあるまいか。(『世界』の論文によれば、枝野行政刷新相はこちらを重視しているとか)小沢氏が権力を失った今、党内の人たちはどう思っているのか。
(小沢氏は『リーダーシップはあるが人望はない、恐怖により党内を支配』ということらしい。)
田中角栄は佐藤栄作が亡くなった時、
「これで青天井だ」と言ったという。
むろん、新人もこれからは意見を言いやすくはなるだろうが、それをどうやってまとめるか。
(以前にも言ったが、人の価値観はそれぞれだし、人間は自分の利益を正義と信じやすいし)党としての意見をまとめる役割もある幹事長は、その能力も考慮に入れて選ぶべきだと思っている。
(人間は飴と鞭を使ったほうが動きやすいからね。小沢氏はこの手法を取っていたけど、後任はどうだか。
岡田氏は原理主義者と言われているけれど、それだけで党内をまとめられるかなあ。)とにもかくにも、もうこうなったら残る1カ月で立ちなおし、参院選に臨むしかない。
まだまだ、世襲議員も比較的多い自民に政権を渡すわけにもいきますまい。
(共産も連立に入らないだろうしなあ。みんなの党はたぶん力を伸ばすだろうけど、連立に入るのか?)「政権を取らぬ政党は、ネズミを捕らぬ猫と同じである。(西尾末広)」P.S.鳩山総理は今後の衆院選に出ないとのこと。
ということは引退ですか・・・。
本当に細川元総理を思い出す・・・。
今回のおまけ田中角栄 幻の角栄節