弥太郎の親父が庄屋の我田引水に文句を言ったところぼこられ、あらかじめ庄屋が奉行所に袖の下を送っていたがために罰も受けず・・・。
なんとかして豪胆な吉田東洋にお願いしようとするが、東洋は
「私が殿の親せきをいさめられたのは、私が有能だからだ。今は謹慎中だがいずれ私の力を利用する時が来る。
お前たちは何を持っている?
何も持たないものは指をくわえてみるのがこの世の中だ。」
随分と傲岸不遜な言い方だが、やはりこれは古今東西変わらぬ真理なんだろうな。
人間は理想を求めても、結局は自らの損得で動く動物だから。
『力は正義なり』か・・・。最後のあがきとして、弥太郎は奉行所の戸に庄屋と奉行を批判する落書きを書くが、それがもとで牢に入れられることに。
しかしこれで2度目の前科じゃないですか。
もっとも今回牢獄に入れられ、牢の番人からそろばんや字の書き方を教わることになり、さらに獄中で出した意見書が東洋の目に留まるから、考え方によってはラッキーだったか。
武市半平太は弥太郎をかばっても何の意味もないと彼をみはなし、江戸に以蔵と共に旅立つことに。
親代わりの祖母を置いていっての苦渋の決断なんだろうけど、なんだかなあ。
今回のおまけtokyo cruise 2010