治承三年のクーデターにより、事実上清盛がトップに立ち、そして官位も平家の息のかかったものばかりになったが・・・。
一方で評判はガタ落ちになっていた。 反平家の狼煙は一方でくすぶっているようで・・・。 頼朝も弓の練習を始めたが、当たらない・・・。 ま、ずっとお経を読んでいる生活だったからね。 一方で平泉で天賦の才を見せる義経。 しかし京本正樹の藤原秀衝ってちょっと似合わないなあ。 まあずっと敵役が多かったから、それでいいのかも。 一方、清盛は国造りを強引な形で進めていたようだ。 まずは都を福原に移すといいはなつ。 西光の罵倒、および後白河法皇の重盛への冷遇、重盛の死・・・。 その恨みや悲しみを引きずっているようだ。 まあ年をとって耄碌してきたということもあるんだろうけど。 豊臣秀吉も晩年は英雄ではなくなったという話だけど。 清盛もまた、まさに良くも悪くも、孤独も悪評も背負う独裁者になったというかねえ・・・。 一方の頼朝は、武士の魂を清盛は忘れてしまったのかという政子の前に、通らねばならぬ道と答える頼朝。 頼朝は清盛をどう思っていたのだろうか。 父親の仇でもあり、理想でもあり、超えるべき壁でもあった。 複雑な思いをきっと抱いていたのであろう。 一方清盛は、白拍子の祇王と祇女を招き入れ、祇王を引き寄せる。 ところが仏御前があらわれるとそちらになびく。 平家物語では清盛の横暴として描かれる祇王の話。 ここでは清盛のあいた心の埋め合わせとして描かれているようだ。 一方宗盛は宴ざんまい。 史実の宗盛は肥満体だったというから、これもある意味ミスキャストだと思うが・・・。 忠正の竹馬の話から急に機嫌が悪くなり、仲綱にも八つ当たり。 (平家物語にもある宗盛の横暴。まあ自身もしっぺ返しを食らっているが) やっぱり将の器ではなかったようで。 やはりのぼせあがったのが悪かったのか。 平家が腐敗する中で、高まる反平家の狼煙・・・。 頼政もついに仲綱のことで不満を高め・・。 (源氏の武者がここで終わればいいのかと言われていたしな) そして後白河法皇の子・以仁王がついに令旨を出す。 これに逆らえば賊軍ということだ。 いい大義名分になる。 これが平家の、源氏の運命を分けることになる。 |
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